クレイジーサイコホモ系幽霊【うちはマダラ】

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「お前ら急に走り出してどうしたんだよ！心配したんだぞ！？」



「20分経ってもほんとに戻ってこねぇし！」




「やっと戻ってきたなお前ら、1に説教、2に説教だ！」




「委員長はまだ旧校舎の中なのか！？」









「『え、ええ？』」



後藤と私は顔を見合わせて間抜けな声を出した


ちょっとまて、なんか皆話してることおかしくない？
なんかズレてない？？





まず急に走り出したってなんだよ、生徒探しに旧校舎の中に行くって話したハズだ

あの状況で勇敢にも探しに行った私達はもっと褒め称えられるべきじゃないか！？






20分経っても戻らなかったのは仕方ないだろ、緊急事態だぞ！？
ていうか警察には行ったのか！？
生徒消えてんだぞ！？






どっから出てきたのか宿直の先生にも怒られるはめだ
1に説教、2に説教はもう説教しかしてないんだよ







委員長は……そうだな私も心配……







じゃなくて！！





『色々とおかしくない！？なんでこんな話噛み合ってないの！？』


後「それより警察を！！生徒達も校舎のどこにもいなかったんだ！なにかの事件に巻き込まれた可能性も…」






「お前ら本当に大丈夫か…？」


後藤の言葉を遮って割りと真面目な宿直教師の声が辺りに響いた








え？



「どの生徒が消えたって？お前ら以外全員この場にいるぞ」



こっちのセリフだ、と言葉にしようとした所をまたしても宿直の教師に遮られた




宿直教師の指差す方を見やると確かに全員ちゃんといる













いや待て待て待て
じゃあ私達の頑張りはなんだったの？？なにを探しに旧校舎に入ったの私達？？




「お前らが急に旧校舎の中入っていくから宿直教師呼んできたんだよ」


「20分経ったし言われた通り警察呼ぼうか迷ってたときにお前らが帰ってきたってわけ」



後「じゃ、じゃあ生徒は全員いるんだな？全員無事なんだな？」



「あぁそうだよ、寝ぼけてんのか？」






『(とりあえず皆無事なのか、良かった)』

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