クレイジーサイコホモ系幽霊【うちはマダラ】

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後「あぁ、でもやっぱりお呼びなのは委員長だけらしいな」


『みたいだね』


後「Aさんもあのモヤに包まれて気を失った？」


『うん気がついたら1階の職員室の前に倒れてた』


後「そっか…俺は気がついた瞬間1階の階段から落ちる寸前だったよ、とっさに受け身をとってなきゃ今頃粉砕骨折してたと思う」


『そ、そう…』



しょ、職員室の前で良かった〜〜〜〜



めちゃくちゃ危ないモヤだな……



委員長ほんとに無事なのか？










クイッ





『うわ！』



後「！」



後藤と話していると急に袖を引っ張られ後ろに転びそうになった



犯人は1人しかいない



いやどうして！？という目線をマダラさんに向ける




マ「……………外に出るぞ、喋ってないで早くしろ」




そ、そういえばそうだったな


マダラさんはそう言ってチラッと後藤を見やるとすぐに視線を戻し1人スタスタと先を行ってしまった








後「ちょ大丈夫？Aさん、立ち眩み？具合でも悪い？」



『あぁいや大丈夫だよ、とりあえず外に出よう』



後「……あぁ」


まだ目から心配の色が消えない後藤を外へ促す


確かに急に目の前で人が倒れそうになったら焦るな












このときの私は後藤の考えていることなど知る由もなかった



















『(マダラさん足速くない？もう姿見えないんだけど！？幽霊だからなのか！？)』




マダラさんが先を行く道すがら私と後藤も外へと向かう


旧校舎の外で待機している生徒達が手にしている懐中電灯の明かりが見えてきた





現在、時刻21時45分。

約束の20分を大きくオーバーしていた

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