クレイジーサイコホモ系幽霊【うちはマダラ】

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マ「お前以外はどうでもいい」





『え、』



















……ちょっっと待っっって今マダラさんなんて言った？？？




今なんて言った？？？







"お前以外はどうでもいい"



なんだその少女漫画の胸キュンゼリフみたいなやつ！？


マダラさんそんなセリフ知ってたの！？どこで覚えてきたの！？




いやいやいや落ち着け、あのマダラさんだぞ
そうだよあのマダラさんだ







そんなに深い意味はないだろう、私は何を期待しているんだ



















期待！？！
期待ってなんだよ！？私は無意識下にマダラさんに何を求めてんだよ！？












そうだよくよく考えれば、



"マダラさんが成仏するため"に"マダラさんが見える私"が必要なだけで



それが"私"である必要はない



マダラさんのことが見えるなら別に私じゃない誰かでもいいだろう




とそこまで考えて途端に虚しくなった




一旦こんなこと考えるのはやめよう





そう今考えるべきなのは後藤と委員長の安否だ






私の中の葛藤など知りもしないマダラさんは私の腕を掴んだまま玄関の出口へと足を進める




やはりそこには体温という体温は感じられなくて…




そう言えば
マダラさんと初めて会ったときにも腕を掴まれて校舎裏まで連れて行かれたな、と思い出す









そのとき





後「Aさん！！良かった！見つけた！！」





後ろの方から後藤の声が近づいてきた


びっくりして後ろを振り向くと同時にマダラさんの手も自然と離れていく


それに若干寂しさを覚えながらも後藤の呼びかけに応えた



『後藤！そっちも無事だったんだね、良かった』


後「あぁ、でもやっぱりお呼びなのは委員長だけらしいな」

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