クレイジーサイコホモ系幽霊【うちはマダラ】

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後「つまり委員長は旧校舎が取り壊される前にもう1度その
　 青年に会いたいってこと？」




委「ええ、お礼も言えずじまいであれっきりだから」







直接的な言葉は出て来なかったけどきっと多分、委員長はその青年がおそらくこの世の者ではないと気づいている




後藤もなにか察したはずだ




無意識なのかどうかは分からないが委員長の話の中に出てくる青年のことを委員長は"人"と呼んだ










委「っごめんなさい！！」



委員長はバッと効果音が付きそうな程、勢いよく頭を下げた






「『！』」
　


委「2人を、皆を巻き込むことになっちゃって本当にごめんなさい！」






顔を下げたままもう1度委員長が謝罪する

　



『いや私達は別に大丈夫だよ、そんな話聞かされちゃあ尚更ね』



後「ここまできたら、消えた生徒達のこともその青年の話
　 も放っておくことは出来ないしね」



















後「ん？てことは生徒が消えたのってその青年のせいなのか？」




『可能性的にはあり得ない話じゃないね、でも……
　






　 委員長のことは助けてくれたんでしょ？』







委「…！」












どうやら意見はまとまったようだ







委員長のいう青年に関してはマダラさんだけが頼りだぞ！？頼みますよ！？という視線をマダラさんに投げつける




少し離れた所に立っているマダラさんは、フーと息を吐き
心底面倒くさそうな顔をした




いや邪悪な気配感じとったからここに来たんだよね！？マダラさん！？


面倒なことになる前に片しておく、とか言ってた割にはやる気無さそうだな！？













後「とりあえず屋上へ向かおう」



『まだ3階から上は見てないし、その人のことも戻らなくなった生徒のことも何か分かるかも』



委「そうね！」

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