クレイジーサイコホモ系幽霊【うちはマダラ】

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後「20分経っても俺たちが戻って来なかったら警察まで走ってくれ」




『なんかあったら宿直の先生に責任丸投げするわ』




「わ、分かった気をつけていけよ！」



みんな怖いだろうに、それでもここに残って私達の帰りを待っていてくれる人達がいるのがなんだか頼もしい



『(というかやっぱり私も行くんだな)』




旧校舎へと進んで行く2人が見えたので急いで追いかけた











後「Aさん、スマホのライトつけれるか？」



『言われなくとも』




委員長が家から持ってきたという大きめの懐中電灯と私のスマホのライト


まあ肝試しをするのなら申し分ない程の灯りだろう




旧校舎が最後に使われていたのはいつだったか覚えてはいないが、だいぶ昔の事だったと記憶している


微かな希望を胸に電気のスイッチに手を伸ばして見たが案の定、つくはずがなかった





後藤が自分のスマホで20分測りながら3人固まって歩く





後「一階から順に回っていこう」



委「了解」



『(帰りたい)』





うちの教師陣は旧校舎といえど一階の教室ぐらいは少し片付してあると聞いた事がある



その話通り一階は多少ホコリが被っているとはいえ比較的教室や廊下もきれいにされていた



『結構きれいだね、旧校舎の割に』



後「そうだね、でも問題は二階からだな…」




一階の廊下を突き進んでいくと窓から見える中庭に差し掛かった


中庭にある花壇や柵やなにより桜の木なんかも教師達が出入りしているからか割りときれいにされていて、、







と花壇から桜の木に視線を移した所で、

桜の木の近くに1つの人影があることに気がついた






ここからは遠くて顔が伺えない











だが確信した








長くて








黒い髪の毛






あれは、
間違いない














『…マダラさんじゃね？、、』




紛らわしい！！！！

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