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次の日、月曜日は学校

目覚ましの音で私は目覚めた。
正直学校には行きたくない。
少し気分も悪い。
ベットで唸るものの重たい体を起こし
学校へ行く準備をする。

玄関を開ければそこには征十郎が待っていた。

「おはよう一花」

いつもと変わらない征十郎。笑顔で私を出迎えてくれた。
わたしも笑顔で挨拶を返す

私はちゃんと笑えていただろうか


「一花少し元気がないようだが大丈夫かい?」


些細な事でも気づく征十郎。

「大丈夫。あまり眠れなかったから眠たいだけだよ!」


どうか気づかないで下さい。

私の嘘に

どうか見抜いて下さい

私の嘘を



二つの思いが複雑に交差する。

「征十郎…お昼話があるんだ…体育館に来てくれる?」


「わかった。」

そう返事を返した征十郎の返事は元気がなかった。
薄々わかっているのかもしれない。

「じゃあまたお昼体育館で待ってるよ」


そう私に言って背中を向けて歩いていく征十郎


"行かないで"

"ずっと一緒にいて"


思わず叫びたくなるがグッとこられる。


「さよなら…」


私から出た言葉は別れの言葉だった

もちろん彼に届くことはなかった。


教室に入ると視線が私に突き刺さる。
もちろん嫌な意味でだ。

その雰囲気を壊したのは


「一花おはよう!」


「おはようさつきちゃん」


さつきちゃんだった。

授業が始まるまでさつきちゃんとの話で盛り上がった。


授業は極度の眠気で聞いていれなかった。

その度さつきちゃんが起こしてくれた


そしてついにお昼がやってきた。

私はさつきちゃんに行ってくるね

と言うと

悲しそうな顔で、今にも泣き出しそうな顔をしていた

「私は大丈夫だからさつきちゃん。笑顔で見送ってよ。じゃないと私…不安で…」


私の目にまで涙がたまり始めた


「ごめんね。一花行ってらっしゃい」

さつきちゃんは笑った

だから私も負けまいと笑った。

「行ってきます!」

私は征十郎が待つ体育館へと足を進めた。

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暇人翼(プロフ) - 中学で退学はないと思いますよ。義務教育なので (2018年2月18日 2時) (レス) id: db0edded97 (このIDを非表示/違反報告)
SIAN - この作品って『オレンジ』の歌詞使ってありますよね!? 当たってると思うんですけど・・・ とにかく! この作品は、最高でした!! あの3人のその後とか作って下さると嬉しいです!!!! でしゃばってスミマセンッ!! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 8f4ef96e32 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく面白かったです!…………………ところで…作品に『Jast Be Friends』って使われてませんか? (2016年5月10日 17時) (レス) id: d9b27b4d91 (このIDを非表示/違反報告)
未宇 - アウターサイエンスのでお話し書いてください。 (2015年10月25日 23時) (レス) id: fa8e00ebe7 (このIDを非表示/違反報告)
遊楽(プロフ) - えーと、作品面白かったです。あと、あまり曲を占ツクに書かないほうがいいと思います(*^^*)なんか書いてはいけないらしいので… (2014年10月24日 6時) (レス) id: 6edfb4e7d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ami*ami | 作者ホームページ:http://amiami_baske  
作成日時:2014年8月22日 4時

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