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always liked ページ6

征十郎の父が帰ってから部屋は静まり返った。


「征十郎と別れてほしい」

その言葉がわたしに突き刺さる


好きなのに…ッ

どうして好きなのに別れないとダメなの?


私はついに耐えきれなくなった涙が
目からこぼれ落ちた…


「嫌だッ…嫌だよ征十郎…うわぁぁぁ!!!」



ついに私はその場で泣き崩れた


私の叫び声を聞いてなのか
たまたまそこを通ったのか

涼太が私の家に入ってくるなり私の所へ駆けつけてきた


「一花どうしたんスか?!」


「涼太…涼太ッ!!わたし、……わたし」


涼太が何度も私の名前を呼んでいたのを最後に
意識を失った。


次に目が覚めると私はベットで寝ていた

隣には涼太が眠っていた。

別に幼馴染だから私は意識したりはしない。


でも

「涼太を好きになったら、また私は違う道を
辿ってたのかな…」


涼太の髪を撫でると涼太はくすぐったそうに目を覚ました


「一花…良かった…。一体何があったんスか?なんであんなに…」


「涼太…私征十郎ともう一緒にはいられないの」


「えっ…?」


涼太には隠しきれない。
だから全部話すことにした。

反対されたこと
妊娠してること。

そしたら涼太は泣き出した。



「辛かったスよね…その辛いの半分俺に分けて?」


涼太は優しい。
でもね…いつまでも涼太ばっかりに頼っちゃ
ダメだと思う。

だから涼太ごめんね?


「涼太ありがとう…」


私はまた貴方にも


"嘘"をつく



ごめんね。ありがとう。


「月曜日の学校で征十郎とも話をするつもりなの。明日は日曜日だから家でゆっくり過ごすつもり…」



「だったら明日ちょっと出かけないっスか?
気分転換にも…」


「お腹の子にも負担かけない程度なら…」


「大丈夫ッス!そしたら明日また迎えに行くから!」


涼太は荷物をまとめ私の部屋から出て行った。

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暇人翼(プロフ) - 中学で退学はないと思いますよ。義務教育なので (2018年2月18日 2時) (レス) id: db0edded97 (このIDを非表示/違反報告)
SIAN - この作品って『オレンジ』の歌詞使ってありますよね!? 当たってると思うんですけど・・・ とにかく! この作品は、最高でした!! あの3人のその後とか作って下さると嬉しいです!!!! でしゃばってスミマセンッ!! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 8f4ef96e32 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごく面白かったです!…………………ところで…作品に『Jast Be Friends』って使われてませんか? (2016年5月10日 17時) (レス) id: d9b27b4d91 (このIDを非表示/違反報告)
未宇 - アウターサイエンスのでお話し書いてください。 (2015年10月25日 23時) (レス) id: fa8e00ebe7 (このIDを非表示/違反報告)
遊楽(プロフ) - えーと、作品面白かったです。あと、あまり曲を占ツクに書かないほうがいいと思います(*^^*)なんか書いてはいけないらしいので… (2014年10月24日 6時) (レス) id: 6edfb4e7d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ami*ami | 作者ホームページ:http://amiami_baske  
作成日時:2014年8月22日 4時

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