always liked ページ35
征十郎side
雨にぬれて体育館に戻るとレオから
「今日はもう帰りなさい」
と言われ家へと帰宅した。
冷め切った体をお風呂で温め
ベットで横になる。
考えている事は一つだけ。
彼女の事だ。
やっと会えたのに。
嬉しい気持ちでいっぱいだったのに
彼女はどうだ？
悲しい顔していた。
どうしてそんな顔しているんだい？
どうして今にも泣きそうなんだ？
全部そうさせているのは僕のせいなんだ。
もう一度あの時みたいに笑ってくれ
彼女を思い出しながら目を閉じた。
prprpr…
いつの間にか寝ていたようで
携帯の着信音で目を覚ました。
"涼太"
からの電話だった。
すぐさま電話にでた。
「もしもし？」
「赤司っち久しぶりっス。黄瀬っス」
「そんなの名前見ればわかる。用件はなんだ？」
「京都で一花に会ったみたいっスね」
「なんで涼太が知っているんだ？」
「今横で寝ている一花に聞いたから」
「今そこにいるのか？！」
「風邪引いて寝込んでいるっスよ。」
あの雨の中走ったから風邪ひいたのか…
「……会いに来ないんスか？」
「…一花は僕の事好きじゃないと言った。もう会う意味がない。」
確かにそう彼女は告げた。
僕の目の前で
「それが一花の本心だとおもっているんスか？本当はわかっているけど気づかないふり
をしている赤司っちは最低っス。
所詮一花に対する思いなんてそんな程度だったんだ？だったら俺はもう容赦しない。
俺が一花をもらうから」
「は？まっ、待て涼太！」
プープー…
と電話が切れた。
「くそ…ッ」
必要な分だけカバンに押し詰めると
家をでた。
もちろんいく先は
一花の元だ
涼太の家に着くころには
日があがっていた。
チャイムを鳴らすと涼太がでてきた
「待ってたっスよ赤司っち」
待ってましたかのように涼太がでてきた。
涼太は今から出かけるようで少し留守に
するといい言ってしまった。
家に上がると一花の姿がなく
まだ寝てるかと思い涼太の寝室へと
向かおうとしたが
それは止められた。
「にぃーちゃんマーマーダメ！ダメなの！」
足にしがみつき一花の所へと
行かそうとさせない春十。
一花の元へいく前に
小さな小さな壁がたちはだかった。
赤司side end
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇人翼(プロフ) - 中学で退学はないと思いますよ。義務教育なので (2018年2月18日 2時) (
レス) id: db0edded97 (このIDを非表示/違反報告)
SIAN - この作品って『オレンジ』の歌詞使ってありますよね!？ 当たってると思うんですけど･･･ とにかく！ この作品は、最高でした!! あの3人のその後とか作って下さると嬉しいです!!!! でしゃばってスミマセンッ!! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 8f4ef96e32 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - すごく面白かったです！…………………ところで…作品に『Jast Be Friends』って使われてませんか？ (2016年5月10日 17時) (レス) id: d9b27b4d91 (このIDを非表示/違反報告)
未宇 - アウターサイエンスのでお話し書いてください。 (2015年10月25日 23時) (レス) id: fa8e00ebe7 (このIDを非表示/違反報告)
遊楽(プロフ) - えーと、作品面白かったです。あと、あまり曲を占ツクに書かないほうがいいと思います(*^^*)なんか書いてはいけないらしいので… (2014年10月24日 6時) (レス) id: 6edfb4e7d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami＊ami | 作者ホームページ：http://amiami_baske
作成日時：2014年8月22日 4時
