第2Q ページ3
放課後、体育館に向かうとそこから威勢のいい声が聞こえてきた。
同時にボールをつく音や、バッシュの音。
うん、ここがバスケ部の練習場ね。
『こんにちは』
大きくもなく小さくもない声で挨拶をしながら顔を覗かせると、桃色の髪の女の子と目が合った。
一応、挨拶をしておく。
すると、相手もニコッと笑って「こんにちは」と挨拶をしてきた。
『あ、私、1年で、今日からバスケ部のマネージャーなんですけど・・・』
おずおずと言うと桃色髪の女の子が目を輝かせた。
?「ほんと!?私も1年なんだよー!
そして、マネージャーっ!」
へっ!?そうなの!?
『わっ、一緒ですね!』
嬉しくて言うと、彼女はむぅと頬を膨らませた。
?「もー、同級生なんだから、タメで話して!
あと、私の名前は桃井さつき。
よろしくね」
『よろしく。
私は、AA。』
その後、さつきがさつきと呼べと言ったので、そう呼ばせてもらうことになった。
私は、Aって呼ばれることになった。
初めて友達できたなぁ。
▽▲▽▲▽▲
早速1年生から一軍に選ばれる人が発表される
あの、今年の1年、まじやばい。
いや、カラフルってことは置いといて・・・
みんなバスケうますぎる。
特にあの、青頭の人。
青峰?だっけ?
その青峰も含めた4人、赤司、緑間、紫原が一軍として選ばれた。
すると、監督に「マネージャーも挨拶しなさい」と言われたので前に進みでる。
あ、一応私も一軍マネージャーになりました!
『初めまして、AAです。
今日からマネージャーとして頑張ります。
よろしくお願いします。』
続いてさつきも挨拶する。
私はそこで見つけた。
今朝の水色頭を!
やっぱりバスケ部だったんだ〜
あ、でも一軍じゃないから、そうそう会わなかもな。
▽▲▽▲▽▲
新部員がてんでに帰って行くのを横目に私は彼に近づいた。
『あの?今朝、ぶつかった方ですよね?』
彼は顔を上げ、「はい、そうですが?」と言った。
『これ、あなたのですか?』
私は今朝拾ったバスケットボールのキーホルダーを見せる。
彼はこくんと頷いて「ありがとうございます」とあの笑顔で言った。
あるかないか分からない微笑
一体なんなんだ、この人
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涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - のあさん» ありがとうございます!心配だった黒子君side、まさか良かったと言ってくれるとは思っておりませんでした。これからもよろしくお願いします。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
のあ - とても面白いです!それに二人共自分の気持ちに気づきそうで気づかないっていうもどかしさがいいです!黒子くんsideもとても良かったです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年8月21日 21時) (レス) id: 58d0df364d (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - きよりんさん» はい!まぁ、私も親にオタクと言われているので、お互い様でしょうwオタクで何が悪いっ! (2019年8月21日 19時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
きよりん(プロフ) - 涸萌佳雨@Project KZさん» ありがとうございます。完全にオタクを発揮した結果だと思います(笑)更新、頑張って下さい、応援しています! (2019年8月21日 19時) (レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
涸萌佳雨@Project KZ(プロフ) - きよりんさん» 私も結構公式設定にはこだわるタイプなどで、こういう指摘は嬉しいです!黒バスではまだまだわからないことが沢山あるので、またなんかあったら気軽にコメントください。アニメ、映画、漫画、小説すべてに目を通しているなんて、尊敬します! (2019年8月21日 16時) (レス) id: 2d8366773d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2019年7月15日 23時