第88Q ページ12
リ「黒子君の新しいパス?」
『新しい、というより、見せたことがないんです。』
私が答えると、日向先輩が、ため息混じりに言う。
日「なんで今まで黙ってたんだ」
私は、少し考えてから答えた。
『このパスは、キセキの世代しか取れないくらいの威力だからです。』
テツヤが、頷いて続ける。
黒「今の火神君なら、取れるかもしれません。
ただ、パスが火神君だけでは、最後まで持ちません。
やはり、高尾君のマークを外して、通常のパスも必要です。」
伊月先輩が少し笑って言った。
伊「けど、もういけんじゃね?俺に目もつられそうだし」
小「ん?どういう意味だ?」
その言葉を聞いて、私は、やっぱり、と思った。
あのテツヤが同じミスを繰り返す訳ないんだ。
あれが、布石だったってわけか・・・さすがだな。
考え込んでいたリコ先輩が、今後の指示を出した。
大我の脚は、あと2回が限界らしい。
1回目は、最初のシュート、2回目は、勝負どきに使う事となった。
最初のシュートを止めるのは、まだ跳べるのかもしれないという可能性を緑間に持たせることで、彼の無理なシュートを防ぐ効果がある。
緑間なら、きっと、そう考えるに違いない。
▽▲▽▲▽▲
ブザーが鳴り、選手たちがコートへと出向く。
そんな中、大我が先輩方を止めた。
火「さっきは、その、すみません」
日「ん?ああ、気にすんな」
その言葉を聞いて、安心したように、少し笑みを見せた大我に少し低めの声が届く。
日「と、言いたいところだが・・・」
見ると、黒い笑みを浮かべた日向先輩が大我を軽く睨む。
日「さすがにあの口の聞き方はねぇ、後でシバく」
あー、クラッチタイム入ってるー
日「ま、でも、それは後だ。
泣いても、笑っても、あと十分だ。」
でも、こうなったら、日向先輩に勝るものは無い!
日「行くぜっ!!!!」
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涸萌佳雨(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます(՞ . .՞) 近日公開ですので、今しばらくお待ちください!話の内容をどこまでにするかで題名を検討中なのです(*´ `*) 早く皆様に公開できるように頑張りますね! (2022年11月23日 11時) (レス) id: 2f583b5d8c (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - パスワードってなんですか( ; ; ) (2022年11月22日 22時) (レス) @page36 id: 7d809c8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涸萌佳雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/amemoyiu722/
作成日時:2021年9月23日 19時