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銀ちゃんはいざとなると格好いいけど普段はすっかりマダオ。もーいい加減ちゃんと働いてよ……

新八『あれ?Aさん』

『新八君!!』

新八『今日は久しぶりに依頼が来たんですよ』

『ふーん。でも新八君と神楽ちゃんに任せっきりでジャンプでも読んでるんでしょ?』

新八『それが今日は銀さん僕達に休めって』

『え?』

新八『あそこに居ますよ』

新八君は私の後ろを指差して私に『銀さんに宜しく伝えておいてください』と言うと万事屋に入っていってしまった。

『銀ちゃんが働いてるんだ…』

私は足取りを軽くして銀ちゃんの元へ向かった。

『_____!!!』

『なんか聞こえるなー』

銀『わァッてるよ!!!…ったく…』

あ、銀ちゃんの声だ。

『銀ちゃーん?いるー?』

銀『お?Aどした?』

突然頭上から声がして少ししてから目の前に銀ちゃんが降ってきた。
………降ってきた!?

『銀ちゃん!?』

銀ちゃんはまるで猫みたいに地面に着地する。
なんて体してんの!?

銀『おー、久しぶりぃ』

銀ちゃんは作業着を着ていてちょっと新鮮だな、とか思っちゃう自分が憎い。

銀『おーい?A?』

ハッと我に帰ると目の前に銀ちゃんの顔があって……

『 にょわぁっ!?!?』

銀『うおっ!!!』

びっくりして突き飛ばしてしまった。

銀『どした?大丈夫か?』

でも銀ちゃんは優しいからまた私の顔を心配そうに覗き込んで来る。

銀ちゃんは少し汗をかいていて真剣な瞳をしている。それに不覚にもドキドキしちゃう___

銀『…ははぁーん』

銀ちゃんは何かに気づいたようにニヤニヤし始めた。

銀『A〜銀さんにドキドキしちゃった〜?』

いつもなら『んな訳無いでしょ!!!』と反抗するけどそんな気分になれないや。

『うん……』

銀『……へ!?////』

顔を真っ赤にする銀ちゃん。

………銀ちゃんもドキドキしてんじゃね?

『何〜?ドキドキしちゃった〜?』

やられっぱなしは気にくわない。

銀『ばっ、んな訳あるか!!!///』

銀ちゃんにドキドキしたゃったのは私の不覚!!!

_______end

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作者名:沖田妖狐 | 作成日時:2018年8月21日 2時

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