69話 ページ34
＿ミナト隊長、これなんですけど…
昼食を終え、木陰でのんびりしているとヒカリとミナトが何やら本を見ながら話しているのが目に入った
＿ここで、、チャクラ、、性質を…
＿ん、そうだね、、ここ、、の…
よく聞き取れないが忍術か何かの話をしている様子
「ヒカリ、新術の研究してるんだって」
クシナが隣りに座りながらそう言った
『へぇ、新術？』
「うん、ミナトもよく忍術の研究してるでしょ？だからアドバイス貰ってるみたい」
『新術なんて考案するのもそれを実現するのも難しいのに、凄いねヒカリ』
私も見習わないとなぁ
なんて感心しながら二人を眺めていたのだが
『(……なんか、近くない？)』
絶対近い
気にしないよう振る舞いながら様子を見ていたが、少しずつ狭まっている気がする
…私とクシナの距離が
『(な、なんだ？)』
何故か正座をしたクシナは、じりじりとにじり寄ってくる
至近距離で熱い視線を送られている
何を言うでもなく私の横顔をずっと眺められている
意図が分からずさっきから顔を動かせない
視線はミナトとヒカリに向けているが意識は完全にクシナにしか向いていなかった
隣りのクシナが気になって仕方ない
片手で何となく顔を隠すようにし、垂れた髪の隙間からクシナの方を盗み見る
『(…わ、笑ってる？)』
目を輝かせ期待に満ちた表情のクシナは笑ってるといより、にやけているという表現の方が正しいかもしれない
『(あ、ちょっと嬉しそう)』
クシナは気付いてるんだよね？このあまりにも近い距離のこと
顔と顔の間２０センチぐらいなんだけど
ねぇ、何でちょっと鼻息荒いのクシナ
もうそろそろツッコんでいい？それ以上アクションないならツッコんでいい？
言いようのない怖さにより結局ミナト達の方向に視線を向け続けていたAに救いの手が差し伸べられる
「何してんの…」
『カ、カカシ…』
助かった…
カカシの登場によりクシナの視線が外れ、やっと肩の力が抜けた
蛇に睨まれた蛙のような図だったに違いない
睨まれてはないけど
「ちょ、何よカカシ！今良い所なんだから！」
「は…？」
『(良い所って！？)』
どういう意味か気になるがあの状況から解放され内心ではホッとする
『(今日一番疲れた気がする)』
「待つってばね！」
またカカシがクシナを怒らせたのか追いかけっこが始まった
そろそろ二人を止めに立ち上がろうとした時、隣りにまた別の人物が腰かけた
「Aさん」
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あまね(プロフ) - コメントありがとうございます。サボり管理人故にお待たせしてしまうことでしょうが、寛大な心で更新お待ち頂けると幸いです (2018年7月1日 1時) (
レス) id: 1de2d0bb0d (このIDを非表示/違反報告)
みーさ - とても面白いです！ これからも頑張ってください！！ (2018年6月30日 17時) (レス) id: c6295103af (このIDを非表示/違反報告)
しろくま - お久しぶりです。そろそろ続きを頂けないかなぁ〜。なんて思っての書き込みです。(スミマセン) (2018年2月11日 2時) (レス) id: 2cd02ea97c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 百合の花さん» コメントありがとうございます(^^)馴れ馴れしいなんてとんでもない。更新楽しみにしてくださってる方からのコメント、嬉しい限りです！他の人より更新は遅いですが完結まで是非お付き合いください(_ _) (2017年12月18日 21時) (レス) id: 09c16cdf37 (このIDを非表示/違反報告)
百合の花 - お帰りなさいです！初めてコメントするのに馴れ馴れしかったらごめんなさい。いつも楽しみにして読んでたので更新されて嬉しいです！いつも応援しています！頑張ってください！ (2017年12月15日 23時) (レス) id: b8bc411ea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまね | 作成日時：2017年5月5日 17時
