12番へのブラックジャック【天城兄弟】 (ページ18)

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短編前編ページ18

＊ランキング入りありがとうございます！自己満足で書いていたこの小説をいろんな方に見ていただいて嬉しい限りです。これからもお付き合いのほどよろしくお願いします！
あんスタのアニメ見終わりました。ありがとう菱田監督！続編もお願いします！もちろんキンプリもお願いします！！
そろそろ天城兄弟が出なさすぎて出る出る詐欺だと言われそうなので短編を一つ書かせていただきます。飛ばしていただいても問題ありません。時間軸はどこか私にもわからないです((

飛ばす方→21

私はたくさんある防音室の一室にいた。そう、なぜなら久しぶりにダーツがやりたい気持ちが収まらない。最近泊まり込みの仕事が多く、なかなかダーツができていなかった。

また継続は力なりということわざがある。努力していけばいつかは大成できるという意味を持っている。それはダーツも同じだ。続けなければ父さんに勝てない。あの時の屈辱を晴らすためには練習するしかないのだ......！というわけでまだまだ帰れそうにないため英智先輩に防音室を貸して欲しいと必死に頼み込んだ。君にはお世話になっているから、とL $はかかるが防音室を貸してくれたのだった。

鼻歌を歌いながらダーツの準備をしていく。マルチスタンドを使えばどこでもできるし、設置も楽だし良い時代になったものだ。

ガチャと扉が開く音がする。

「やぁ、A！何をしているんだい？」

「わああああ⁉......なんだ一彩くんかぁ。ノックくらいして欲しかったな」

振り向くと一彩くんがいた。気配が全然なかったんですけど！？怖いっ！

「ふむ......ノックはしたのだけれど、聴こえていなかったのかな」

「えっ、それならごめんなさい。まだ始めてはいないけれど、ダーツをやろうと思って」

「だあつ？」

と頭にはてなを浮かべる彼に説明する。

「この手投げできる弓を投げてあの丸い的に当てて得点を競うゲームだよ」

「ふむ......手で弓を投げる......？」

と唸っているので、見ててね、と投げる様子を見てもらう。綺麗な円弧を描きながらダーツボードに当たる。うーんシングルブルか。

目の前の彼は初めて見たものへの興味からか目がキラキラしていた。