第7誤【馬鹿】 ページ8
ごめんね、莉犬…
ーーーーー
Youside
休み時間、あの日から声を聞かせてくれなかった貴方がやっと声をかけてくれた
表情は朧気で、声もいつもより低めだったけど私にとってはこの上なく嬉しい事だった
「話したい事がある」と言って、貴方は教室を出た
私も返事をしながら頷いて後を付いて行った
駄目だぁ…やっと話してくれたのが嬉しくて、頬が緩んじゃう
ーーーーー
外にある飲食スペースに私たちはやってきた
珍しく人は居なくて、大事な話をしそうな今の空気に合ってる
るぅくん「来てくれてありがとう…その、最後まで聞いてくれると嬉しいな」
『うん、勿論だよ』
るぅくん「……」
るぅくんは最後まで何かを悩んでから、静かに息を吸った
るぅくん「ごめんなさい、僕ずっとAちゃんの事を無視していて…」
私が首を振ると、るぅくんは少しだけ笑顔を見せて「驚くと思うんだけど」と話を続けた
次の言葉で、私は誕生日にサプライズをされたように驚いた
るぅくん「僕、Aちゃんが好きです」
『…!!!』
るぅくん「あの時本当は、スキーに誘ったんじゃなくて告白したんだよ？」
そう言われて思い返してみる、るぅくんに「放課後まで残って欲しい」と言われたあの日
私は、私はあの日…
好きな人から告白されたという実感がなかった
るぅくんと話している時の私は、幸せで会話を覚えていない事が多い
普通、好きな人との会話や思い出は覚えているはずなのに、私は逆で浮かれきって忘れてしまう
だからあの時も『(まさかるぅくんが告白してくれる訳ない)』と思って、勝手に脳が告白をスキーのお誘いに変えてしまった
変わったあとは、自分の口や体が言う事を聞いてくれなくなっちゃって…
もう戻れない事を心から後悔した
今、この場で大好きな人から「好き」と言われて…
あの日の言葉が告白だと知れて嬉しいのに、嬉しいはずなのに…
私は馬鹿な自分が許せなかった
るぅくんに申し訳なくて、自分の行動に嫌気がさして…
るぅくん「でも、僕が下手だったからAちゃんには伝わらなかったね…」
違うっ…
るぅくん「僕…もうAちゃんを困らせたり、こんな風に気まずい関係でいたくないから…Aちゃんの事、諦めるね」
あぁ…違うっ…私、私は…
サプライズプレゼントを見せた瞬間奪われたように、私の心は引っ掻かれた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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花音 - aliceroseさんこんばんはです♪完結おめでとうございます( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆凄くﾊﾗﾊﾗしつつ胸ｷｭﾝしました(/-＼*)2人が結ばれて良かったです( ；∀；) (2021年10月26日 18時) (
レス) @page12 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - 星奈さん» いいえ〜(●´ω｀●) (2021年10月25日 20時) (レス) id: b029b97bf5 (このIDを非表示/違反報告)
星奈(プロフ) - alice roseさん» んふ、ありがとうrose！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 91cc59a311 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - 星奈さん» あぁ…！爆発しないで…！私の可愛い星奈〜！(●´ω｀●) (2021年10月25日 20時) (レス) id: 77a3300889 (このIDを非表示/違反報告)
星奈(プロフ) - alice roseさん» 可愛い((爆 (2021年10月25日 19時) (レス) id: 91cc59a311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：alice rose
| 作成日時：2021年10月25日 17時
