【stpr】告白をしたはずなのに誤解されちゃいました【黄】

第8誤【失恋】 ページ9

サプライズプレゼントを見せた瞬間奪われたように、私の心は引っ掻かれた




私が悪い…るぅくんが、謝る事は何ひとつないのに…




私が馬鹿だから、自分の幸せに気付けなくて…自分で自分の首を絞めただけなのに…




るぅくん「ありがとう…Aちゃん」




『っ…！』




少し冷たい風に前髪が揺れるるぅくんは、私に向けて微笑んだ




そしてそのまま背中をむけて歩いて行ってしまうるぅくんを呼び止めたかった




けど…口と体が…




言う事を聞いてくれなかった…




ーーーーー
るぅとside

『もう僕の人生は終わりました…』




莉犬「るぅとくぅぅぅん!!!」




次の日の朝、朝が早い僕と莉犬はまた生徒が殆ど居ない教室で会話していた




会話と言っても、ほぼ僕が落ち込んでるのを莉犬が慰めてくれてるって感じだけど




『今日もどんな顔をすれば良いんでしょう…』




莉犬「るぅとくん、なんで諦めちゃったの？もう1回告白すれば良かったのに」




『1回で思いをしっかり伝えられないということはそういう事ですよ、きっとAちゃんにはもっと素敵な人がいます』




莉犬「その素敵な人はるぅとくんしかいないと思うけどな…」




僕が莉犬と目を合わせると、「本気でそう思うよ？」と曇りなき眼で返された




『莉犬は本当に優しいですね、今日も一緒に帰ってくれるんですよね？』




莉犬「あぁ…ごめん、今日は放課後デートするから…」




『あぁじゃあもういいです』




莉犬「ごめんってるぅとくん！」




本当に莉犬が羨ましい…




莉犬みたいに幸せになりたかったな…




けど僕は、失恋したんだ…




ーーーーー
莉犬「じゃあねるぅとくん、本当ごめんねっ！」




『僕の方こそいつもごめんなさい、楽しんできて下さいね』




莉犬は嬉しそうに、教室の外で待っていた彼女ちゃんと歩いていった




さてと…僕も帰ろうかな…




教室に残ってるのはもう僕だけ…




「るぅくん…!!!」




『…！』




じゃなかった

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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