レンタル婚約者―2―【赤司征十郎】

レンタル―62― ページ21

『でも私、大事な事を忘れていました。実は、5年前に母を亡くしているんです。その時に、人の別れは突然で、当たり前の日々なんてないって事を、誰よりも知っていたはずなのに……私は赤司さんを諦めてしまった……』




お母さんが教えてくれなかったら、私はまた同じ事を繰り返していたかもしれない

そう思うと、胸が張り裂けそうで、怖い




『全部手遅れかもしれない。それでも、生きている限り……もう後悔はしないと決めました。私は赤司さんが好きです。今も気持ちは変わっていません。たくさん貴方を傷付けた事、許してください』




ポロポロと頬を伝う涙を、赤司さんがそっと拭ってくれた

その手の温もりが、より私の涙を誘う




赤「本当の気持ちを伝えてくださり、ありがとうございます。僕の答えは既に出ています、君に出会った時から」


『！』


赤「桜庭Aさん、愛しています。今度は偽者ではなく……本物の婚約者となっていただけますか？」


『はい……喜んで』




初雪が舞う聖夜の病室で、私たちは誓い合った




Fin.

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この度は「レンタル婚約者【赤司征十郎】」を最後まで読んでいただき、誠に感謝申し上げます！！


途中からグダグダで何を書きたいのかよくわからなくなっているかもしれませんが、完結できてよかったと思っています(泣)


そして、この後に数話アフターストーリーを追加する予定です！

もう少しお付き合い頂けると嬉しいです(*´∀`*)


本編は一度ここで締めさせていただきます。本当に本当に、ありがとうございました！

またお会いできる事を心より願っております。


作者：みかん

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