レンタル―52― ページ11
桃「Aちゃん……?どうしたの!?」
緑「桜庭、どうして泣いているのだよ!;;どこか痛いのか!?;;」
青「なんだ?腹でも痛いのか?」
桃「大ちゃんは黙ってて!」
その時、私が泣いている事に気付いたみなさんが何事かと集まってきてしまった
赤「Aさん……!黒子、何があったんだ」
黒「僕が泣かせてしまったんです」
『え、あ、違います!あの、いきなり泣いたりして、ごめんなさい……もう大丈夫です……』
黒「……みなさんはフランダースの犬を知っていますか?」
黒子さんの突拍子もない質問に、みんなが頭に?を浮かべる
黒「主人公のネロという少年が天使に連れて行かれるまでの、苦しく悲しい人生の過程を話していたんです。そしたら泣かせてしまいました。すみません」
黄「なーんだ。びっくりしたっスよー」
『そ、そうなんです。思わず感極まって泣いちゃいました』
すると、納得してくれたのか案外あっさり誤魔化せてしまった
黒子さん様々です……
黒「桜庭さん、すみません。泣かせるつもりはなかったんです」
『そんな、むしろ良い教訓になりました……』
そう言ってぎこちなくも笑うと、安心してくれたみんなはまたバスケに戻って行った
ただ、赤司さんを除いて
赤「Aさんが泣いている姿を見て……とても心配しました」
『ご、ごめんなさい……』
赤「いえ、謝る事ではありません」
赤司さんはそう言うと、私の隣に座った
そこには前みたいな距離はなく、少しドキッとした
赤「やはり、僕はAさんが好きです」
『え……!?//』
いきなり告白された事に驚き、さっきまで溢れていた涙は一瞬で引っ込んでしまった
赤「勘違いではないかと言われ、もう一度よく考えてみましたが……答えは変わりませんでした。信じていただけますか?」
『は……い……//』
そう答える赤司さんは凛々しく、そして真っ直ぐで、嘘でも、勘違いでもないと信じざるを得なかった
こんな人に好かれるなんて……私は幸運で、贅沢者だ
赤「Aさんの気持ちを聞いてもよろしいでしょうか」
『わ、私の……気持ち……』
そうか、普通告白されたら……答えてあげないといけないんだっけ……
私の気持ち……私の気持ちって……?
私はどうしたいの?
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みかん(プロフ) - みさきさん» ひゃぁぁぁ完結した後でもコメントいただけて嬉しいです(´;ω;`)!!私の作品が少しでも楽しんでもらえてよかったです(*´`) (2019年11月17日 17時) (レス) id: f2ad1a9682 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - すっごい面白い!いゃ〜自分名前でやるのはドキドキが、止まらなくなりますね! (2019年11月17日 16時) (レス) id: 8ee38b95ef (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 紅蓮さん» わぁぁぁありががとうございます(泣)そう言っていただき、作ってよかったなと勇気付けられました( ´:ω:` )他作品や新作でも頑張ります!!最後まで読んでいただき本当にありがとうございました(泣) (2019年9月26日 17時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品とっても好きです!完結したことが嬉しくもあり、悲しくもあります笑次も頑張ってください! (2019年9月26日 15時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ハル子さん» コメントありがとうございます( ´:ω:` )!!他作品も読んでくださったんですね!!その中でもこの小説を気に入っていただき本当に嬉しいです(泣)更新がんばります!! (2019年8月30日 9時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/alice99101/
作成日時:2019年8月29日 14時