芋ジャージ眼鏡っ娘は赤司くんにバレました【黒バス】

29.赤司様彼女会 ページ29

「白鷺さん、ちょっといいかしら」


『え？私？』




腕を組んだ女の子複数人が私の前に現れる


なんかいつしかのデジャブを感じる




「あなた、赤司様彼女会の会員じゃないわよね？」




え？何て？赤司様彼女会……？？




「赤司様と平等に遊べるように会員の中で日にちが決まっているの。あなたも赤司様の彼女なんでしょ？あまり羽目を外すと嫉妬する子も多いんだから規律を守ってね？」




一方的にそう言われると同意書を渡される


私は訳が分からず、とりあえず逆らうとめんどくさそうなのでサインした




「理解が早い子で助かるわ。あなたの担当日は追っ手連絡するから」




リーダー格の子がそう言うと、連絡先を交換しグループに招待された


用が済むとさっさとどこかへ行ってしまったけど……


私としては赤司の相手をしなくてはならない日が限定されてむしろ有難かった

別に彼女じゃないけど……赤司様彼女会、ナイスだぜ


私はこっそり去って行く女の子たちの背中に向かって親指をグッと立てた




規律1.担当日以外に自分から赤司様に話しかけない
※赤司様からの声掛けはOK


規律2.会員同士で喧嘩をしない


規律3.赤司様の情報を独り占めしない


規律4.赤司様に捨てられたら強制退会


規律5.抜け駆け上等




なんか最後だけワイルドだな

手渡された規律事項にいちよう目を通しておく


告白がOKなのは赤司が特定を作らない前提だからだろう


告白したら捨てられて強制退会、それが嫌なら平等に順番を待てってことね

規律5を犯せばきっと英雄になれる




赤「さっきから何を見ている」




私が紙と睨めっこをしていると、さっそく赤司に話しかけられた




赤「なんだ、人の顔をじっと見て……。手に持っているものはなんだと聞いている」


『規律1、担当日以外に自分から赤司様に話しかけない。ただし、赤司様からの声掛けはOK。ってことは、今のは赤司から声をかけてきたからセーフってことだね。さっき赤司様彼女会に入ってサインしてきたの、その規律事項読んでた』


赤「……は？」

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