赤司くんを落とさないとこのループから抜け出せない!?【黒バス】

Loop―8― ページ9

緑「東雲に勉強を教えてもらっていたのだよ」


うわわ、どうしよう;;


ここで赤司くんに話しかけられるなんて思ってもみなかったよ;;




赤「へぇ……どんな勉強をしているか俺も気になるな」


『そそ、そんな赤司くんに教えるようなことはまったく……;;』




やばい、赤司くん近いよ……//;;


手にじっとり汗が滲んできて、今にも心臓の音が聞こえるんじゃないかとひやひやする




赤「でも驚いたな、緑間より東雲さんの方が頭が良いなんて」


からかうように緑間くんを見る赤司くんは少し意地悪で、楽しそうだった


緑「ふん、次はこうはいかないのだよ」




そういえば二人はバスケ部同士で、1軍なんだよね……

確かに教室でもたまに話しているのを見たことがある

仲良かったんだな……


ありがとう!!緑間くん!!


一時はどうなるかと思ったけど……もう今は感謝だよ!!




作戦：2

テストイベントを逃すな!!




よし!!このまま上位をキープして、赤司くんに意識してもらえるようにがんばろう!!




＊




『あ……れ……？』




赤司くんと夢子ちゃんが正式に付き合いだしたと……周りはその話題で持ちきりだった


二人が仲良く微笑んでいる姿を、私は呆然と、見ていることしかできなかった




あれから私は、テストで上位をキープしていれば、何かしら赤司くんと接点が持てるのだと上機嫌でいた

次第に私はこう思ってしまった


1位になればもっと見てくれるんじゃないか……って


何回かそのためにループもしたけど……その結果がこれだ




トップになれなかった赤司くんは自分の未熟さを思いつめ、私を意識するどころではなくなり、それを見かねた夢子ちゃんが彼の支えになりゴールイン……




何のためにがんばったんだろう……

もう……この世界に、いたくない

Loop―9―→←Loop―7―

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す