赤司くんを落とさないとこのループから抜け出せない!?【黒バス】

Loop―6― ページ7

学期初めの中間テスト


私にはある変化が起きていた




『順位……上がってる』




ですよね〜このテスト受けるの何回目だよ〜

ほぼ問題の傾向も変わらないし、さすがの私もノー勉で上位狙える




もしかして……次の期末は勉強したら10位以内くらい狙えるのでは？


先生「うちのクラスに学年1位がいて先生も鼻が高いよ〜」


ざわざわと教室内が騒ぎ、視線が赤司くんへと集まる


きっと赤司くんが安定の1位だったのかな


私はずるみたいなもんだし……さすがだなぁ




＊




私は現実が受け止めきれず、期末テストの成績表を凝視していた

プルプル震える手を必死に抑える


だって……だって……


学年3位だよ!?


見たことない数字に心が高ぶる

ど、どうしよう……にやける←




？「東雲、ちょっといいか」




休み時間、私は話しかけられ声の方へと振り向いた

そこに立っていたのはメガネをクイッと上げる緑間くんだった


あれ、今まで緑間くんに話しかけられたことあったっけ




『はい？』


緑「今回の期末テスト、学年3位が東雲だと聞いたのだよ」


『あ〜……うん、そうだよ』




それよりも片手に持っているひよこの貯金箱が気になる

がたいがよい中学生男子が持っているには少し……いや、かなりインパクトが強いというか……




緑「東雲の授業ノートを見せてほしい」


『……へ？』




予想外のお願いに私はつい間抜けな声を出してしまった




『え、いやいや、緑間くんの方が頭良いし』


緑「だが今回俺は4位だった。だから俺より順位が上だった東雲の勉強法を知りたいのだよ」


『いいけど……』


緑「では放課後、図書室で」



そう言って緑間くんは用が済んだと言わんばかりにさっそうと去って行った

赤司くんとの進展はないけど……これって、もしかして新イベント発生？

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