赤司くんを落とさないとこのループから抜け出せない!?【黒バス】

Loop―15― ページ16

青「なぁ、なぁって」


『？私？』


青「お前、頭良いんだろ？ここ教えてくれ!」




授業中、青峰くんの隣になってからちょいちょい話しかけられるようになった


最初の印象は少しとっつきにくい……って感じだったけど、案外話してみると明るいっていうか、元気っていうか、マイペースっていうか……


『バカ？』


青「おい口に出てんぞ、誰がバカだ」


緑「まったく……お前は勉学に人事を尽くしていないからそう言われるのも仕方ないのだよ」


赤「ｸｽｯ」


バスケ部に囲まれて若干アウェー感もあったけど、意外と馴染めてるかも




青「お前、名前なんだっけ」


『アホ峰……ﾎﾞｿｯ』


青「あぁ!?名前聞いただけだろ!?」


『東雲……A』


青「ふーん……A、ここも教えてくれ」




ふいに私はドキッとしてしまった


恋愛とかじゃなくて……なんかこう……感受性的な何か？


下の名前で呼ばれるの……初めてで、少し嬉しい




『しょうがないから教えてあげる!』


青「上等じゃねぇか!」




挑発的な笑みを浮かべると、青峰くんも負けじと笑った




＊




先生「ではここ、青峰くん答えて」


青「げっ;;あ〜……先生、Aが答えたくてうずうずしているので答えさせてあげてください」


『ちょっと!!分からないからって押し付けないでよ!!』


ドッと教室内に笑いがおきる


私は恥ずかしくなり身を縮めた


こんな風に目立つのは初めてで、青峰くんをキッと睨みつける



『アホ峰のせいで笑われちゃったじゃん』


青「お前が勝手に大声出したんだろ〜」


『誰のせいよ!!』



先生「いつまで夫婦喧嘩してるつもりだ!」


そこでまた叱られるとともにみんなの笑いものにされた


赤「ｸｽｸｽ」




赤司くんにも笑われちゃった……


でも、少し楽しんでる自分もいる


割と青峰効果有りかも

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