男装少女は生粋の花宮厨でした

男装２９％ ページ32

花宮said
貴「うーん....」

アレから約三十分にわたって俺をいじっていたAは急に気分が悪そうになった

花「ほら、水だ」

貴「ありがと....」





貴「風に当たりたい」

花「んじゃ外に行くか」

コイツの家はオープンテラスが有ったので、そこに連れて行った

貴「まこちゃん大好き」

花「ああ」

さっきから言われ続けていたが、今度は何か悲しそうだった

貴「好き...大好き...
だから、絶対に嫌わないでくれる?」

花「.....ああ」

貴「あのね。僕、まこちゃんに言わなきゃいけない事が二つあるんだ。」

花「...何だ?」

貴「僕ね....
もう、まこちゃんと一緒の道を進めない.....!」

花「っ!?」

貴「あの事故でもう僕の足はほとんど使い物にならなかった。でもその後、翔ちゃんが助けてくれたんだ。」

花「何で言わなかった」

貴「皆がそんな人じゃない事は分かってるよ。だけど.....」

花「ふはっ。俺らが嫌いになるとでも?」

ぎゅっ

花「俺達はお前を嫌いになんかならねぇよ...」

貴「あり...がと....
後一つ言わなきゃいけない事があるのに...」

そう言ってAは寝てしまった

後一つ.....か
どんな事でも受け止めてやるよ

花「もっと頼れ。バァカ」

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