【◇】年下はお断りです 2

年下72 ページ23

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「何が『ちょっとドジな人ですかね』よ！！全っ然嬉しくないしカッコよくないんだけど！！」



何なのよ！と片手にプリンのカップ、もう片方の方にスプーンを持って立ち上がると「下品」と睨まれ仕方なく座る。




「だって好きな理由がちょっとドジだから？ちょっとバカだから？

それ好きって言わないつーのっ！！」

「いやバカとは言ってないでしょ」





遠回しに言ってたのよ！！と叫んでムカついたのでとりあえずスプーンいっぱいにプリンをすくってそのまま口に入れる。




「良いじゃん、好きになる理由なんて人それぞれでしょ」




……一体何でこんなにこいつは冷めているんだろう。




「じゃあさ！小湊は背が小さいから好きって言われて嬉しいの？」

「それどーゆーこと？」

「……か、仮にっていうこと！仮に！！」






あー仮にね、と口だけ笑われ色々バレてる気がしたけどそれ以上何も言われ無かったのでほっと安堵する。







「ていうか俺そんなこと言われたことないからわかんない」

「……そうよね、あんたは言わせないタイプだったわよね」





は？とまた睨まれたけど気づかないふりをしてプリンを食べ続ける。





「まあお前が怒るのもわからなくないけど御幸ああ見えてシャイだから」





本当のこと言えなかっただけなんだよ、きっと








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