【◇】年下はお断りです 2

年下73 ページ24

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「ったく！こんっなあっつい日によくもまあ野球なんて！！」




暑さ死ね！と叫びながら首にかけたタオルで顔を拭いて、もう1度暑さ死ね！と叫び気合を入れて大量にボールが入った籠を持ち上げる。




「華の女子高校生がそんなこと言っちゃダメですよ」




憎ったらしい声の聞こえてきた方を向くと汚いはずの汗も似合ってしまう御幸。






「…良いよねー御幸は。どんな姿も絵になるくらい似合って」

「ははっありがとうございます」




褒めてないんだよな、という声は聞こえてんだか聞こえてないんだか…

ていうか！





「何なの！？この前のあの発言は！？」

「あの発言？」




ほら！私の友達が好きなタイプとか聞いてたじゃん！と睨むとあぁ…と思い出したよう。





「本当のことじゃないですか」

「……あんた自分が後輩であること忘れてない？」

「まあ先輩のことは良い意味でそーゆー対象としては見てないんで」




「それキメてるつもりなんだろうけどめちゃくちゃ間違ってるから！！」






もー何でこっちに話が行っちゃうの…と肩を落とすとちょっと笑って「他にもたくさん好きなことありますよ」と言われる。





「でもあの場でそんなこと言っても意味無いじゃないですか」






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あの人が先輩の良いところをいくら真似しても

俺は好きになりませんから。





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