東卍の白豹Part2

59話:東卍結成3 ページ12

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万次郎「黒龍って暴走族(チーム)知ってる？」

龍宮寺「メチャクチャヒデー奴らって噂は聞くよ
3コ上だっけ？」

万次郎「うん」



『...初代と7代目まではこンなじゃなかった』

三ツ谷「雪？」

『いや、なんでもない』



その言葉に雪の顔が曇った事に
三ツ谷が気付いて声をかけるが誤魔化された




万次郎「なんで相談しねーんだよ一虎」

一虎「！」

万次郎「場地に聞いたよ
黒龍と1人でやり合ってんだろ？」


三ツ谷「え？一虎が黒龍と！？ウソ！？」

林田「確かに一虎の地元って黒龍の縄張りか...」





マイキーは雪に視線を移した


万次郎「それと、ユキ
何自分はカンケーありませんって顔してんだ
オマエも1人で黒龍とやり合ってんだろ」

『...』




今度は雪に視線が集まった



三ツ谷「雪まで？どういうことだよ
何かされたか？」

林田「ユキが最近ピリピリしてたのはそーいうことか」

龍宮寺「オイ、何黙ってんだ雪
話してくれねぇとわかんねぇだろ？」


万次郎「ユキ、全部話せ」





『...黒龍に所属してる友達が捕まった所から始まった
今の黒龍はゆすり、強盗、クスリ＿＿＿
なんでもアリの極悪集団
私の友達はそンなチームの色に染まってネンショー行き...
私は今の黒龍を見ていたくなかった
そこからはもう私の自己満足だよ
私の友達を悪に染めた奴らにお礼参りする為に“狩り”を始めた
私の片割れを、一虎を傷付けた奴らを狩り始めた
もう、私の友達を傷付けられたくないから』


一虎「雪...」






それを聞いて、全員がマイキーの考えを理解した



龍宮寺「なるほど、黒龍とやり合う気かマイキー」


万次郎「そっ、黒龍はデケェ族だ
やるからには大義名分が欲しい」

一虎「？」



場地「オレに案がある
オレらで暴走族(チーム)を創るんだ！」

龍宮寺「へー面白そうじゃん！」






場地「それぞれの役職も決めてある

総長は天上天下唯我独尊男、マイキー！！

副総長は頼れる兄貴肌、ドラケン！！

みんなのまとめ役、三ツ谷は親衛隊を任せる！！

旗持ちは力自慢のパーちん！！

オレとオマエ、雪は特攻隊だ一虎！！」




『意義アリ』

場地「は？何処が悪いんだよ！？」






雪は現役時代の兄、“白豹”そっくりな顔でニヤリと笑う



『＿＿＿特攻隊隊長の座は私、ナ？』

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