東卍の白豹Part2

58話:東卍結成2 ページ11

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ここで闘争心が高い男子達が口論を始めた



場地「お？毛ぇ生えたてのコゾー共が」

龍宮寺「あ？テメェもな」

三ツ谷「は？オレは小5からボーボーだ」

一虎「ん！？燃やしてチリ毛にしたろーか」


『はぁ...男の子って...』





幼い頃から男所帯で生活してきた雪は
勿論会話の意味を理解していた

どうしてすぐシモの話になるのか...
男の思考回路だけは理解できなかった



三ツ谷「...あ、雪ゴメンな？」

『いーよ、ガキの頃から男所帯で育ってきたンだから
こーいう話とか、もう慣れっこだよ
変に気ィ遣われる方がなンか気まずい』



一虎「へぇ〜、じゃあ遠慮なく聞いていーい？」

『一虎ぁ、チョーシ乗ってっと
バイクから突き落とすぞコラ
一応私、2コ上の大人なンだから察しろよ』


一虎「察しろ？...もしかして、剃ってるとか」

『よし一虎、そこ動くなよ♡
手入れしてると言えよ』

龍宮寺「突っ込むとこソコかよ」

場地「逆に聞きたくなかったわ...」






その時だった、信号が青に変わった瞬間に
シレーッとパーがこの馬鹿達を追い越して行った


林田「オレのCBX400Fが最強だよー
世界とか宇宙とかわかんねーけどさ、オレバカだし
くだらねー事言ってないでさー
武蔵神社まで競争な？」




場地「待て！ズリィぞパー！！」

龍宮寺「テメェが正論言うなコラ！！」

三ツ谷「上等だコラ！！」

一虎「ビリが罰ゲームな！！？」

『真一郎君とお兄ちゃん直伝のドラテク披露してやンよ！
惚れんなよ？』




みんながバイクの速度を上げ出した瞬間
場地の後に乗っていたマイキーが眠りに落ちた


場地「コラ、マイキー、何寝てんだよ！？
落ちるぞバカ！起きろ！！」






この時点でビリは決まった


場地が神社に着く頃には皆もう既に着いていて
階段の上に居た



寝ているマイキーをおぶりながら階段を登る場地



場地「やっと着いた...」

一虎「はい、ビリ」

三ツ谷「おっせー」

場地「しょうがねぇだろ！コイツ爆睡してたんたぞ！？
ずーっと！！」

三ツ谷「ハイ言い訳ー」

一虎「見苦しーぜ」




男子は非情だった
雪はこうなることを予測していたのか
水を買ってきていた


『お疲れさま、大丈夫？水飲む？』

場地「ありがとう、けどコイツ下ろさねぇと飲めねぇ...」


『ったく、マイキー起きなって...神社着いたよ！』




万次郎「ん？着いた？」

龍宮寺「みんなに話ってなんだよマイキー」

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