蝶が19頭 ページ23
.
______…
此処は、何処だ___
今は何時だろう___
私は何をしていたんだっけ___
私は何を考えてたんだっけ___
私は何を___
あれ___
___私って、なんだっけ
______
ブーーーーー!!!!
貴「___!?」
大型トラックの大きなクラクションが鳴る。
貴「ごめんなさい!」
いつからぼーっとしてたのだろうか。
気が付くと横断歩道の真ん中で棒立ちに立っていた。
急いで最寄りの歩道へと渡る。
貴「あっぶなかった…」
トラックの運転手が私に気づいてよかった、とホッと息をつく。
ホッとしたのも束の間、頭のなかで?が駆け巡る。
貴「…」
あれ、私___
貴「なんで外にいるンだ…」
目の前にうずまきが見える。
いつの間に外に出てたんだろう。
貴「寝不足か…」
危ない危ない、寝不足も舐めたもんじゃない。
気持ちを切り替え、再びビルの扉に手をかけた。
_
___
_____
貴「ただいまぁ」
与「A!!」
貴「え、ちょ、ま、グフォッ」
探偵社の扉を開けるや否や、抱きついてくるお姉ちゃん。
え?(混乱)
与「心配したンだよ…!何でこんな時間かかったの…!」
貴「え?何?」
時計を見ると今は1時の少し前。
私、何時から外にいたんだろ…
貴「あ、あはは…寝ぼけてたみたい…」
与「寝ぼけてた?」
貴「気づいたら外にいて…」
恥ずかしそうに頭をかくAを見て、与謝野は納得のいかないような顔をした。
与「取り敢えずAが無事に帰って来てくれてよかったよ」
貴「…?まぁいいや…」
ひとしきりの会話を終えた頃、丁度真後ろの探偵社の扉が開いた。
国「ただいま帰りました…
ってA!こんな時間まで何してたんだ!!
いくら久しぶりだからって長話するなんて非常識極まりないだろう!
まだ自分の仕事も終わっとらん癖に…」
貴「……ん、長話?」
何のことだろう?とAは小首を傾げた。
私はまた無意識のうちに誰かと話し込んでいたのだろうか。
だがその途端、与謝野と国木田は血の気が引いたような顔をすることになる。
国「……っ」
与「A…?」
貴「ん?」
与「その傷、なンだい…?」
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白鳥(プロフ) - 主様の作品どれも、とっても素敵です!続き楽しみに待ってますね!推しがぁぁ最高…(´ρ`*)コホンコホンあの…もし良かったら、私も小説を書いてるので見に来て下さい! (2020年9月4日 7時) (レス) id: 356759ad05 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 茹でトマトさん» ひぎゃあああああ!!私は君のテンションのほうが最高だと思うぜ!!(ゴメンナサイ) 山積みになった課題を半分に消化してから更新したいと思います。この作品、ほかの作品より真面目に作りたいのでもう少し時間を取らせてください(泣) (2020年3月19日 15時) (レス) id: 5212cd622c (このIDを非表示/違反報告)
茹でトマト(プロフ) - ひぎゃああああ面白い!!ストーリー性最高ッッ!!語彙力半端ねぇ…!!更新待ってますうひゃw (2018年7月1日 1時) (レス) id: 8ccd326c83 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - わんわんわわーんわんわんわわーん 応援コメント嬉しすぎて泣きそうてか心の中泣いてるかふぇもかちゃーん♪(調子乗りましたごめんなさい)やっと更新しました遅くなってほんと申し訳ありませんん…!駄文ですが是非読んでいただければ幸いです…!! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 霊華さん» コメントありがとうございます!そ、そそそそそんなこんなの自己満足作品にすぎませんよ…!(笑)見ていただけて本当に嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月12日 21時) (レス) id: fa6f70f370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇもか | 作者ホームページ:
作成日時:2017年11月27日 20時