とある探偵社の双子の女医

蝶が１１頭 ページ13

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次の日。

台所からのいい匂いで目が覚めた。
お姉ちゃんがちょうど卵を皿に盛ったところだった。


与「おや、起きたかい。おはよう」

貴「おはよ〜…」


あ゛あ゛あ゛ね゛む゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛☆

キャラ崩壊？星の意味？
知らねーよ。眠いんだもん。しょうがねーよ。

なんと６時前なう。
４時間半も寝てないよ♡

………あかん。私もう駄目だ。


与「ほら起きなよ。探偵社のベッド１つ空けておくからあっちでもう一眠りしな」

貴「嗚呼お姉ちゃんが尊い…」

与「何云ってるんだい…」


お姉ちゃんに呆れられた目で見られた。一寸悲しい。

でも顔は相変わらずの美形なのです。双子の立場としてとても虚しくなるわ。
顔は２人とも似ているッて？
お姉様のお顔を御覧なさい。
もはや月とスッポンならぬバラとカメムシだ。


与「ほらほらボーッとしてないで。早く朝ごはん食べないと冷めちまうよ」

貴「すぐ行きます」


お姉ちゃんから軽い脅しをかけられたので光の速さで布団を畳んだ私をどうか褒めてほしい。
お姉ちゃんの手料理まじで美味しいから。絶対一口で恋するから。


与「早ッ」

貴「ドヤァッ☆」


お姉ちゃんに、アンタ本当に大丈夫かい？と心配された。
駄目。キャラ保てない。無理。


与/貴「「いただきます」」


それからお姉様の絶品お料理をいただきました。
とてもとてもとても美味しかったです。(日記風)

そして一緒にご馳走様をして、皿洗いは２人で。
与謝野(姉)が皿を洗い、与謝野(妹)が皿拭き。この光景が何時もの日課だ。

何気ない話題で盛り上がるのも変わらない。


〜ある日の与謝野姉妹〜


貴「ねェお姉ちゃん。お姉ちゃんッて蛙大丈夫派？」

与「蛙は学校で何回解剖しても慣れないねェ」

貴「私、蛙まじで好きなんだけど。うちのペット、蛙にしてもいいわ」

与「やめて妾家出する」

貴「ｱｯごめん。なんか世の女子は蛙見てキャーキャーしてんじゃん。
なに女子女子ッてんだよッ思う」

与「まァそれが普通の対応だろうね」

貴「…なんか私女子じゃなくてもいける気がしてきた」

与「アンタはアンタらしくていいよ」

貴「お姉ちゃんが儚い」

与「寝不足でしょ」

貴「３時間」

与「寝不足は肌に悪いよ」

貴「やべぇ女子の生みの親此処にいる」

与「重度」


〜ある日の与謝野姉妹終了〜


今日は植木鉢の話になりました。
何故か判らないけど。


てことで与謝野姉妹、出勤します。

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