【ツイステ × 文スト】魔人の双子の妹は異世界へ飛ばされたようです《2》 (ページ37)

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85話ページ37

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大変に屈辱的だ。

「あっはははは、真逆あの魔人の妹様にも不得意な物があったとは知らなかったよ」

私は飛行術の授業で一回転が成功せず、案の定補習組の仲間入りを果たした。

その中には前回のボードゲーム部以外に、フロイドくんとジェイドくんも加わっていた。

飛行術の授業は見られなかったのが幸いだが補習組と云う事実を知られてしまい、笑い転げられている。腹立たしい。

「その口今すぐ閉じなければ縫って差し上げましょうか、包帯無駄遣い装置さん？」

「なーに話してんのぉ、ペンギンちゃん」

笑い転げる包帯無駄遣い装置に苛ついていると、フロイドくんが後ろから腰に腕を回してきた。

「あ！！Aちゃん、いつの間に彼氏を作ったんだい！？私と云う者が有りながら！」

「彼氏では有りませんし、貴方も何も関係無いでしょう」

「そーだそーだ、A氏は皆のエンジェルですぞ(小声)」

これは魔人に報告だね、と更に笑う太宰くん。中原くんやフェーヂャがこの男に手を焼いていた理由が分かった気がする。

「別に勘違いしても良いんだけどねぇ」

「そうですよ。フロイドの彼女は僕の彼女でもあるのですから」

「えぇ…。オレペンギンちゃんを共有したくないんだけど。ジェイドのレンアイカン？ってやつめんどくせぇし」

「おやおや、困りましたねぇ」

「そうだ、異世界であの世へ行くのもいいと思わないかい？」

「いいえ、全く。私にはフェーヂャが居ますので」

「佳ければオススメの川や湖を教えてくれると嬉しいのだけど」

「貴方一人ぐらいなら余裕で沈める水槽を知ってますよ。連れて行って差し上げましょうか？」

「なら君も一緒に沈まないかい？」

「私は目の前のソファで貴方が沈んでいく様を紅茶を嗜みながら鑑賞してますので、お気遣いなく」

この会話を聞いていたアズールくんが「それってラウンジの水槽では」と言っていた。そうですよ。何なら私がドラム缶にでも詰めて沈めて差し上げましょうか。

「その飛行術？とやらはやらなくて佳いのかい？」

「うっ……」

「ほら、私に見せてくれ給えよ」

貴方が居なければ既に取り掛かってますがね。

「ペンギンちゃん、こんなモズクくん相手にしないでオレたちとやろー？」

「モズク！？それ私のことかい！？」

「フフッ……ええ、行きましょうか。フロイドくん」