大空に舞う白雪第２章 (ページ6)

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第54話　思うと… ページ6

エレナを紹介してもらっているとDさんは部下の人に急遽呼ばれてしまい、その間私たちは食堂でお茶にすることにした。

エ「このチーズケーキ美味しいわね！しっとりしているけど、しつこくない甘さでちょうどいいわ！Dも好きだろうな…」

A 「ｸｽｯエレナは本当にDさんが好きなのですね。」

エ「！いえ！私はただ／／……。」

白い頬が一気に赤く染まっている姿はまるで恋する少女みたいで本当に可愛い。もし私が男性だったら間違いなく惚れていただろう。

エ「そっそういうAは好きな人いないの？」

貴「え！？わっ私はその…／／。」

エ「その顔はいるのね！ねえだれ？幹部の誰なの？？」

そう言われてパッと思い付いたオレンジの瞳の彼。想像しただけで顔が熱くなる。

というか、さっきから思っていたのですが、エレナキャラ変わってませんかね？ﾊﾊﾊ

貴「その私は好きと言うか、ただ心配でどうしても気になってしまう…というか目が放せなくなってしまうと言いますか…。」

エ「じゃあ質問を変えるわね。さっきその人から目が放せないと言っていたけれど、その人がいなくてもふとしたときにその人のことが思い浮かんだりする？」

貴「…ええ…。今頃何しているのかなとか、お仕事で私に何か手伝えることはないかなとか、お話したいなとか…一緒にいたいな…とか／／…」

彼のことを想像しながら思ったことをぽつぽつ話すとエレナはまた質問してきた。

エ「じゃあ最後の質問。その人のことを思うと切なくなったり胸がきゅんとしたりする？」

黙ったまま顔を縦に降るとエレナは満足そうにうんうんと数回頷いた。

エ「それはもうあなたは彼のことを恋愛対象として見ているわね！彼のことを強く想っているみたいだけど告白はしないの？」

“告白”

その言葉を聞いて私は彼のことともうひとつ頭に浮かんだ。

続く