大空に舞う白雪第２章 (ページ5)

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第53話　女友達ページ5

D 「Aこちらが私の恋人エレナです。エレナ、こちらは」

エレナ「はじめましてエレナよ。あなたがAさんね。Dからあなたのことはよく聞いているわ。よろしくね。」

Dが私のことを紹介する前にもうわかっているとばかりにエレナさんは自己紹介をするとともに右手を差し出してきた。

貴「はじめましてエレナさん。Aです。こちらこそよろしくお願いいたします。」

笑いかけながら差し出された手を握り返すと彼女はぱあっと顔を綻ばせぎゅっと強く握ってきた

エ「Dのお話のとおりとても可愛いわね！あなたのことAって呼んでもいいかしら？私のこともエレナでいいから！」

貴「はい！もちろん！」

はじめての女友達ができたことに喜びを感じた私は彼女同様強く握り返した。

そもそもなぜこのような経緯に至ったのかと言うとことの発端は１週間前に遡る…

D 「A、少し宜しいですか？」

貴「Dさん？どうかされましたか？」

夕食を食べ終え、暇な人たちで談笑しようと私も談話室でお茶していたところ(因みにジョットはそんなことをする暇があったら書類を片付けろと部屋に連行された)にDに声をかけられた。

D 「じつはあなたにある方を紹介したいので会っていただきたいのですが。」

そう言われてある名前が浮かび上がる。

A 「それはもしかしてエレナさん、ですか？、」

D 「ええ、早くあなたに会わせろと急かすものですから…」

やれやれと言う風に首を横に降るけど、その顔はどこか愛しくて仕方がないと言っているみたい。

貴「私もエレナさんに会ってみたいですわ。彼女の想像という期待に添えるかはわかりませんが…」

D 「彼女は心の広く、とても優しい方なのできっと大丈夫ですよ。あなたのように。」

Dさんがそれからエレナさんに連絡をとり数日やりとりしたところで今に至る。

エ「こうしてあなたと会えたことがとても嬉しいわ！Dから本当によくあなたのことを聞いていたのよ。ボンゴレに心優しい子が増えたって。戦場には不向きだけど、周りのことをよく観ていて気が利いて、笑顔の素敵な子だって。」

貴「Dさんがそんな風に思っていてくれたなんて少し照れくさいですわ。」

続く

超久しぶりに更新しました。f(^^;)

byミユツナ