それは想像外(一) ページ28
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事件は戌の刻、隊士達も湯浴びを済ませ眠りにつく頃だった
『いあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
突如、屯所に悲鳴が響き渡った
新「な、んだ今の!?」
平「この声、Aだ!」
日課のように平助、新八、左之助の3人で集まり酒を飲んでいると、Aの叫び声が聞こえ、声の元へと急いで走った
左「羅刹なんかじゃないといいけどな…」
この左之さんの言葉、外れはしたけど俺にとってはもっと酷いことが起こってしまった
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「「「うわぁ…」」」
駆けつけAの部屋に入って第一声
目の前には二人の少女がいた。湯浴び後で髪は下ろし寝着になっている
そこまでは、おかしくない
『ち、づる…降りてッ…』
震え声でそう言ったAは、千鶴に何故か馬乗りされていた。千鶴は赤い顔で、真っ青になったAを見てこう返した
千「なんでぇ…?」
新「お前ら、いつからそんな関係に…」
新ぱっつぁんは何を思ったのかそんな事を口走る
平「なわけないだろ!Aは俺と付き合ってんだからよ!」
『そんな事どうでもいいから助けてよ!』
涙目でこっちを睨んだAを見て我に返る
千「酷いです!私、Aさんのこと好きなのにぃ…」
ここで千鶴からの驚きな言葉が出てくる。もしかして、千鶴酔ってる?
よくよく見てみれば部屋に徳利と盃が転がっていた
まさか…
『んんん!?どうした!?』
千「ほんとに、大好きなんですよ?」
『それはありがとう!?でも今それ言うと誤解されるよ!?』
やっぱり千鶴は酔っているようで、楽しそうにけらけらと笑っていたが…
千「ほんとぉ!?Aさんも好きぃ?そっかぁ!」
嬉しそうに笑った千鶴の顔が、Aの顔に近づいた
『え、ちょま…ちづッ…んッ…っ、』
千「ん〜…あッん、ふ…はぁ」
二人の濃厚な口付け、そこから溢れる甘い吐息
平「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
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tear(プロフ) - リクエストありがとうございます!!!!!しばしお待ちを!!!!!(ーー;)*_ _) (2021年6月9日 22時) (レス) id: fe70d2aae5 (このIDを非表示/違反報告)
nagumoibuki(プロフ) - 久しぶりに読み返しに来てしまいました!まだリクエストって受け付けているのでしょうか??なんか、泣いてるのを慰める?的な??感じのって出来ますか??麗輝さんの話がとても好きで定期的に見返しに来てしまいますww出来たらお願いします! (2021年6月6日 23時) (レス) id: 7932e5ec59 (このIDを非表示/違反報告)
麗輝★ばりっち(プロフ) - 凛姫さん» いやぁ、1番は野郎共が心の中でエロい事考えてますよって言うのを伝えたかったんですけど、ストーリー的に千鶴をどうしても酔わせたくてこの手段を…ごめんな千鶴!!笑 (2019年11月5日 0時) (レス) id: 89f71fdb45 (このIDを非表示/違反報告)
凛姫(プロフ) - これは確かに想像外ですw (2019年11月4日 14時) (レス) id: f61474f070 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 麗輝★ばりっちさん» いえ!大丈夫です!!リクエストありがとうございます!!逆Ver.も楽しみにしてますね!平助が最推しキャラなのでまたリクエストするかもです……更新楽しみにしてます!頑張ってください!!無理はしない程度にで!! (2019年7月31日 20時) (レス) id: 9e0c7c5d26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tear | 作成日時:2018年2月10日 16時