【薄桜鬼】私は幸せなんです 【番外篇】

見た目にはよらない ページ27

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ぷらぷらと町を歩く平助とA。江戸に下り、住み慣れ、ある程度日光にも耐性がつき始めた頃

幸せそうに二人で手を繋ぎ、のんびりと散歩をしていた。平助の給金で美味しいものを食べて周り、日も落ちてきた時…



「お、そこの女ぁ。俺らと飲み行こうぜ？」



と、あからさまに顔を赤くした男が二人寄ってきた。

『(手、繋いでるのに絡んでくるとか酔っ払いでも有り得ない。目ぇ腐りすぎ、邪魔しないでよ…)』

と、Aは心の中で顔には出さない程度にボロクソにしていた

もちろん男らにそんなことは読めないので、


「そんな男ほっといてよぉ」

「おいおい、姉弟とかだろぉ？がはは」


なんて、察することも出来ずにそんなことを言うのだった

平「おい、お前らなぁ…」


京にいたころよりは随分と大人しくなった平助。喧嘩を見つければ自ら突っ込んでいくような気だったが、今は隣で呆れている様子
あまり目立ちたくはないみたいだ。しかしそれには理由があった


Aは平助とは違って喧嘩において落ち着くことなんてなかった。元より暴れはしないが売られれば別。それも、自分の大切な人を馬鹿にされれば、尚更


『あ？』

『てめぇら、今なんつったよ』


平「あ、」


綺麗な顔立ちの、形の整った唇から慣れない言葉が飛び出してくる。目の前の男らは目を見開いていた

平「(そりゃそうだろうな…)」

平助はAが動き出してしまうと分かっていたのだ


『ごめーん、もっかい言って貰える？』

棒読みな言葉とは別にAは微笑んで男に近寄った。そして、



「あ、いや…そんなおと、がぁっ、！！」



もう一度口を開いた男に殴りかかった
倒れた男の首元を掴んで引き上げ、悪い笑みを浮かべた


『私の愛しの旦那様を"そんな男"、なんて言うとは…ぶっ殺す！！』

平「ちょ、A落ち着けって！」


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『次言ったら命はないからねー？てか、二度とその面見せんな』


Aは自分で男らを片付けてみせた。女が暴れてる、なんて野次馬は酷かったが、どうやらあの男らはここ最近刀をちらつかせて町店の物をタダで貰おうとするなど横暴なことをしていたらしい
それをAがやっつけた事によって感謝の言葉が飛んできていた


平「やりすぎだろ…ま、行こーぜ」

『お腹空いた…』

平「あんだけ暴れればな…」








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とかいう妄想を、私はしていたらしいです！
過去の私GJ！ルーズリーフ最強！(？)

それは想像外(一)→←それをドジという

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