【黒バス】世界一大好きです!【笠松幸男】

35話 スコア書くのも大変 ページ36

私が心配していた事は的中し、お互いにどんどん点が入っていくという、ハイペースな展開になっています。



まだ3分しか経っていないのに、17-16でこちらが1点リードしている状態。



相田監督も、私と同じ事を考えているかもしれない。
今のこの状況は、ノーガードで殴りあっているようなもの。




『結構ハイペースですね』


｢これ、最後まで体力保つのか...!?｣



ベンチに入っている2年生の先輩が呟く。





『最後まで保つかと言われたら、保たないですよ。でも、先に崩れるとしたら、誠凛からですかね』





データを見た感じ、そこまで体力があるという訳では無いから、体力切れで先に潰れるのは誠凛だと思う。


伊達に強豪校名乗ってないですからねウチは!



でもこのハイペースは、どちらにしてもあまり宜しくないかな...




『スコア書くのも大変だし...あと監督が隣で怒鳴るから怖い...』







試合の流れを見ていて、大方、選手のプレーの特徴などはわかったけど、一人だけ、黒子くんだけやはりわからない。



影が薄いから、皆見失っているのかな...?
でも、外から見ていると、黒子くんの場所は意外とわかるものなんだよね。
(それでもたまに見失ってしまうけど)





『まただ。火神くんにパスが通った』




火神くんの動きは、大きくて派手だからすぐ目に止まる。
他の人の動きを見ていても、目が釣られちゃう。





『ん?つられる...』





私はもう1度誠凛の攻撃を見る。
次は、黒子くんから目を離さないように。







さっきは消えた様に見えた、けど次はしっかりと見えていた。





これ、何時だったかテレビで見た事がある気がする。





『もしかして...ミスディレクション...?』









☆
海常NG集!TAKE14


これ、何時だったかテレビで見た事がある気がする。


『もしかちゅて...』


｢なんで同じとこで噛むんだよ!?｣


｢しかもそこで噛むっスか!?普通ミスデレッ｣


｢お前も噛んでんじゃねえかよ!｣

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