45話 世界一大好きです! ページ46
今日の練習も終盤と言ったところ。
昨日に敗戦により、皆の士気は高まっていて、監督の指導も熱いものだった。
私はと言うと、インターハイ予選までの練習日程の調整をしております。
体育館が使えない場合があるので、その日を確認して、別の体育館などが空いてないか探したりしている。
これが結構めんどくさいんです。
でも、皆が頑張っているので、私も頑張ろう!って思える。
そうしている内にも練習は終わり片付けの時間へ。
そう言えば、予選1週間前に中間考査があるみたいで、その間は練習出来ないらしい。
練習が出来ない分、各自別々のトレーニングメニューを監督と一緒に考えようかな...
｢Aっちー!お疲れっス!｣
『涼太。お疲れ様!』
｢今日一緒にご飯食べに行かないスか!｣
『え、ご飯?どうして?』
｢Aっちと色々お話したいなーって思ったんス!｣
急にご飯を誘ってきた涼太。
理由が女子かよって思ったけど、スルーしておこう。
｢勿論俺の奢りっスよ!｣
『奢り!うーん...奢りか...食費浮くし、どうしよう...』
｢なるほど。女子をご飯に誘う時は奢りだと言えば来てくれるのか...!｣
なんか、森山先輩が後ろで言ってる...
奢りというワードに迷いが生まれ、どうしようかと思っていると、私と涼太の間に誰かが入ってきた。
｢飯なんて行かせねえよ。つか、今日は俺の家で食うんだろうが｣
『え、笠松先輩?』
｢え、そうなんスか?｣
『いや、私は初めて知ったけど...』
｢だー!うっせえ!｣
私の知らないところで、そんな事が決まっていたのか!と思っていると小堀先輩が横に来る。
｢笠松、言いたい事はちゃんと言わないと。夜にAちゃんを男と2人きりにするのが嫌なんでしょ?しかも相手は黄瀬だし｣
『え、そうだったんですか?』
｢はあ!?小堀!んなわけねえだろ!｣
｢笠松、恥ずかしがるなよ!｣
｢森山まで何言ってんだよ!俺はそんなつもりで言ったわけじゃ...!｣
幸ちゃんは、森山先輩と小堀先輩の言葉で耳まで真っ赤にする。
涼太だからそんな心配はないと思うけど...心配してくれてるんだ...
凄く嬉しいな。
『笠松先輩...』
｢あ!?なんだよ!｣
『世界一大好きです!』
そう言いながら、幸ちゃんに抱きつく私。
その際に、勢い余って2人して倒れてしまった。
やめろと幸ちゃんは言ってくるけど、私はニヤけが止まらない。
幸ちゃん、大好きだよ。
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笠松もみじ(プロフ) - ハチ公のままさん» 面白いと言っていただきありがとうございます!そしてわざわざ間違っている所を教えてくださってありがとうございました!射手座と勘違いをしておりました...すぐに訂正させていただきます! (2017年12月30日 11時) (
レス) id: a42261d885 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ公のまま(プロフ) - 話がとても面白いです！しかし、11月は山羊座ではないです… (2017年12月30日 10時) (レス) id: 76036e92ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよ子 | 作成日時：2017年9月30日 23時
