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「修造―――!!」
と、今日もまた教室に響く声。

「お、A。
 はよ。」
と、虹村は殺気まで部活の朝連をしていたらしく
運動着を持っていた。

「はぁ、本当。
 バカップルでこっちが恥ずかしいわ。」
と、美鈴はため息交じりで言った。

そして、またまたそのとき…
「A先輩ぃ〜〜」
と、後ろから声が聞こえ…Aに抱きついた。

「うわっ…
 えっと…ムッ君?」
「そう、正解〜ぃ」
という子供っぽい声が聞こえた。
まぁ、実際は子供ではないのですが…

「あの…ムッ君が来たってことは…」
と、Aは冷や汗をかきながら言った。
「え?
 あ、まだ赤ちん来てないのぉ?」
「じゃあ、一番乗りだ〜」と、紫原は嬉しそうに言った。

「おい、紫原、離せ」
と、虹村は不機嫌そうに言ってAの腕を引っ張り
Aを自分の腕の中におさめた。

そんな時

「敦、俺より先に来るとは…
 オヤコロな。」
と、赤司はニッコリ笑いながら言った。

「あ、可愛い。」
「あれバスケ部のみんなだよ」
「後輩可愛すぎ〜」
という声がちらほら聞こえた。

いや、可愛いのはいいのですが
その反面怖いんですけれど…

「おい、お前ら
 体育館の掃除は?」
「はい、終わらせました」
と、赤司は微笑みながら言った。

「はぁ…
 本当、お前らには…」
と、虹村はため息をしながら言った。

「修造、今日だけ、今日だけさ…
 サボっちゃ駄目かな?」
と、Aは虹村だけに聞こえるように小さな声で言った。
後輩達は何か言い争っているらしく、こっちには目を向けていない。

「あ? 俺は良いぜ」
と、言いながらAの頭を撫で
時計を見た…あと5分…

「ん」
と、虹村はAをここらで言う『お姫様抱っこ』をした。

「ちょ、修造!
 自分で歩けるって…」
と、Aは顔を真っ赤にしながら言った。

「行くぞ」
と、虹村はそう呟くと走っていった。


「あ、主将とAさんが
 どこか行ってしまいましたよ」
と、黒子がいち早く言った。

「よし、お前ら分かっているな」
と、赤司は他の6人を見た。

「あぁ、行くのだろう。
 同行しよう。」
と、あの緑間が言った。
他の5人も同意するように頷いた。

その言動を見て赤司は頷き
「行くぞ」と声をかけ廊下を走った。


学校内はチャイムの音が響いていた…


.

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設定タグ:虹村修造 , 黒子のバスケ , 帝光中学校   
作品ジャンル:ギャグ
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エルザ - 新しいの書きました! (2014年1月4日 20時) (レス) id: 4b1d2ce4ad (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんは!更新ふぁいとです(*^o^*) (2013年11月27日 2時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - おぉ〜っ!早速拝見しました!やっぱり虹村先輩はいいですね!! (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
征花(プロフ) - こんばんはです! そうですか!?よかったです(≧∇≦) (2013年11月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 38207c2a0d (このIDを非表示/違反報告)
エンゼル☆パイ(プロフ) - 征花さん» いえいえ、たくさんコメントをいただきとってもやる気が出てます(笑) (2013年11月25日 23時) (レス) id: 7729d9e5d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エンゼル☆パイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ennzerupai/  
作成日時:2013年9月12日 22時

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