【カラ松派生】ブルーダイヤ

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チャイムが鳴り、先生が
教室を出ていく



グループになって話し出す人達も
いれば、私と同じ様にさっさと帰る
用意をする人もいた





ちなみに、私はよく1人でいたりする
が、友達はいる



友達はいる！
大切なことだから2回言った





男友達もいるし女友達もいる



広く浅くという感じだが、オーソンの
ようによく話す友達もいたりする





最近はオーソンと同じくらい話す
男友達ができた





1か月前…2か月だったか？
彼から話し掛けてくれたのだ



同じクラスで名前を知っているだけ
だったので少し驚いたが、話してみると
とても面白く、すぐに打ち解けることが
できた





特に嬉しかったことは、彼もカジノや
ゲームのことを知っていたことだ



しかも詳しく、ゲームは一通りできる
らしい





オーソンを入れて3人でポーカーを
したときも、ゲーム好きのオーソンを
打ち負かす程強かった



彼は運が良かっただけだと言っていた
が、10回連続で運が続くハズない
間違いなくあれは実力だ





階段をリズム良く降りていると、後ろから
慌てて私の名前を呼ぶ声が聞こえた





「A待って！一緒に帰ろう！
　話したいことがあるんだ！」





ヘッドホンを外しながら走って近付いて
くる男の子





カーラ・パインフィールド
通称ギーク



いつでもどこでも音楽ばかり聞いている
からギーク(オタク)と呼ばれている





黒い細身のメガネに青と水色のシャツ



冴えない顔をしているが、目は深い青色
をしていてとても綺麗だ
背は私よりも10cmくらい高い





何ていうか、初めは意外だった



いつもイスに座って音楽を聞いている
姿しか見たことがなかったから、
こんなにも差があるとは思ってなかった
のだ



しかもよくよく見ると整った顔をして
いて、誰かに似ている



その誰かがまだ思い出せていないのだが

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