ドス君との日常 2

54話 ページ8

数日後＿＿＿＿＿＿



ﾆｭｰｽ「続いてのニュースです。昨夜××倉庫で、武装勢力、カルマジットの兵と見られる死体が見つかりました。
遺体の首にはナイフと思われる切り傷が見られ、警察はポートマフィアの犯行と見て捜査を進める見込みです。」



敦「怖いですね。」


国「あぁ、全く物騒な組織だな。」

敦はニュースを見て顔を歪めた。


敦「(もう僕が狙われる心配はないのかな、、)」


国「ところで敦。娘の面倒はお前が見てやれ。」

敦「え？！僕がですか？」

国「当然だ、お前が助けたんだからな。」

敦「はぁ、、」

敦は国木田の発言に押し黙る。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




刑事「こちらが現場になります。」


？「ご苦労様です。」


部下「先輩、これで何徹ですか？」




刑「坂口参事官補佐。お忙しい中申し訳ございません。
こちらが現場となります。」

刑事は申し訳なさそうにいうと、現場のブルーシートをずらし、二人を中へ通した。


ｶﾞｻｯ


部下「＿＿＿＿＿＿ｯ！！」



坂「、、！」





壁には血飛沫、床には死体、肉片が転がっており周りを見渡すと、赤一色で埋め尽くされていた。



部下「、、ひどい、、」



部下「犯人のおおよその予想は、、？」


刑事「おそらく、、"死蝶"の犯行かと、」


部下「(死蝶、、ポートマフィア１の殺し屋、、)」


刑事「坂口さんには死体から犯人、、いえ、死蝶のの特徴を読み取って頂きたく、、、」


坂口「、、、分かりました。」


坂口は手を合わせた後、遺体に触れる



＿＿＿＿＿＿ぁ"ぁ"あ"あ"やめてくれ！

＿＿＿＿＿＿奴が、、"死蝶"が出た！逃げ((ｻﾞｼｭ

＿＿＿＿＿＿『最後はあなた、、バイバイ、、』


死蝶の発言を最後に記憶は途絶えた。


「＿＿＿＿＿＿さん！＿＿＿＿＿＿ちさん！！坂口さん！！！」

坂口はやっと意識を取り戻す。

刑事「どうでしたか？」


坂口「、、"死蝶"の犯行で間違いないでしょう。」


刑事「"死蝶"の性別や身長、どんな些細なことでもいいんです。特徴などは、、」

坂口「、、声も発していなければ、フードを被っていたため顔もよく分かりませんでした。お力に成れずすいません。」


刑事「そうですか。お忙しい中すいません。」





"死蝶"、、いや、Aは声を発していれば、フードもかぶっていない。




坂口はAを庇った、あの日、まだ幼かったあの子を何も言わずに置いていったこと、裏切ったことを後悔している坂口だった。

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