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Aside

〜夜〜

誰も居ない店の中で、マスターである俺は一人、カウンター席で恋愛小説を読んでいた

時計の針はすでに10時をまわっていた

正直糞眠い

今日は織田作来るよな...?

このまま来なかったら如何しよう...

そう思いながら次の頁をめくる

『ずっと一緒にいたい...彩音』

『笹紀君...!』

「ずっと一緒にいたい...か」

一行目で何抜かしてんだよ

「............




クッソ羨ましぃィいいー!!!!」

何だこれ何だこれ!!

何だよ羨ましすぎる糞がああああああ!!!!

「織田作やってくんねぇかなぁ...」

「呼んだか?」

「ほげぇぇぇぇえぇえ!!!?


お、織田作......」

後ろを見れば織田作が居た

「なんだ其の奇声...飯食いに来たぞ」

「お、おう...一寸待ってろ」

私は本にしおりを挟み、

調理場に足を運ぶ

「今日もカレーか?」

「嗚呼」

「飽きないのかよ ハハ」

材料を違う部屋から持ってきて

早速調理にかかる

「今日は随分遅かったな」

「嗚呼、行こうと思った時に書類が出てきてな」

「そりゃあ、仕方ねえな」

素早い包丁さばきで野菜を細かく切る

包丁で指を切ったことはないから会話を続ける

「今日は客何人来た?」

「お前が初めてだ」

「口調が荒いと客が居なくなるぞ」

「ちっちっち―、
人間は口調とか見た目じゃなくて、中身なんだよ」

俺は人差し指を横に振った

あ、なんかかっこ良かねえか?

「ン此れ...」

「あ!」

織田作の方を見れば俺がさっきまで見ていた恋愛小説を手に取った

「う、ああああ!!!!や、止めろよ!!」

「お前、こういうの読むんだな」

「うわわわわわわわ」


止めろ止めろ

俺の今までのキャラが壊れる

「意外と女子だよな」

「わ、悪いかよ!!」

俺は恥ずかしくなり即座に顔を手で隠した


嗚呼もう!

一匹狼でいたかったのに!!!!

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 織田作之助   
作品ジャンル:恋愛
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あざみの歌(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!すごい同じ顔文字打ってますねwwコメント、ありがとうございます! (2017年11月20日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ヒロイン、可愛いですね^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年11月20日 21時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - ユユリン×低炎上するかも…さん» ですよね!ありがとうございます! (2017年11月9日 22時) (レス) id: f9a19d9866 (このIDを非表示/違反報告)
ユユリン×低炎上するかも…(プロフ) - 面白い。…最新頑張って下さい!(*´ー`*)やはり,中也はイケメンやな (2017年11月9日 22時) (レス) id: 09ad9bf273 (このIDを非表示/違反報告)
あざみの歌(プロフ) - 姫蛍さん» あーそうですかーはい!其れだけでも嬉しいです! (2017年10月27日 23時) (レス) id: 60a61c15a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あざみの歌 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年8月30日 12時

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