幼馴染に愛されすぎた歌姫 2 (ページ15)

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59話ページ15

琳音 side

斎｢琳音…何故君はあかりに手を上げた！如何なる理由があろうとも決して手を上げてはならない…そう約束しただろう！忘れたのか！！？｣

琳｢…｣

斎｢何か言ったらどうなのだね！！｣

鬼｢こんなことやってる場合じゃねぇだろ斎宮、早くあかりを追うぞ！｣

斎｢わかっている！｣

鬼｢…馬鹿野郎が｣

そう俺に言い残し宗を連れあかりを探しに向かった

琳｢ごめん…ごめんあかり。約束覚えてたのに俺はあかりになんて事を…ごめんねあかりっ…。俺はただ心配だったんだ、自分を傷つけてまでするような事じゃないだろ、なんで俺を頼ってくれなかったんだよ俺達双子じゃないかっ…。｣

あ｢琳音先輩！｣

琳｢っ！あ、あんずちゃん？｣

あ｢行きますよ！あかり先輩の元に行って仲直りしましょ？｣

琳｢でもあかりはきっと俺に会いたくないと思うよ…？絶対嫌われた…｣

あ｢そんな事ないです！ほら行きますよ！！｣ｸﾞｲｯ

琳｢ちょ、待ってあんずちゃんっ…｣

彼女はたまに少し強引なところがあるが俺はそのおかげで何度も救われた事があるのだ。惚れた弱みなのかその姿がとても可愛く思え愛しい気持ちが溢れる…

あ｢？どうしました？｣

琳｢ん？あぁなんでもないよ、よし！じゃあ行こ！｣

琳音side end

仁兎side

『ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…琳音のばかぁ！私は悪くないもん…ﾋｯｸ…うぅっ…』

委員会の集まりを終えRa*bitsのみんなが集まるレッスンルームへ向かう途中少し遠くで泣きじゃくるあかりを見つけた。

仁｢どうしたんらろ…｢あかり！…ﾊｧ…ﾊｧ…やっと見つけたっ…｣っ！｣

紅郎ちんが現れ俺は咄嗟に近くの物陰に身を隠した

鬼｢…おぉ…中庭だ…早く来いよ…｣

電話を終えた紅郎ちんはあかりを抱きしめそのままキスし始めたんら

『…ん…くろ…ん…』ｷﾞｭｯ

鬼｢…ん｣

『…ﾊｧ…ﾊｧ…』

鬼｢もうすぐいっちゃんが来るからな、そしたら三人で帰んぞ｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

『うん…』

言葉通りその後すぐ斎宮がやってきた

斎｢全く琳音も馬鹿な事をしたのだよ…少し赤くなってしまっているね…。応急処置として申し訳ないがこの保冷剤で我慢しておくれ？｣ﾁｭｯ

こいつらはキスしないと気がすまにゃいのか！…ﾊｧあかりの事は諦めたけどやっぱ見てると胸がズキズキするな…

見ていられなくなった俺は逃げるようにレッスンルームへ向かった

仁兎side end