幼馴染に愛されすぎた歌姫 2 (ページ14)

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58話ページ14

佐｢っ！｣

天｢ここのアイドルの多くがあかりに好意を寄せているのは知っているかい？まぁもちろん僕もその一人なんだけどね…｣ｽﾀｽﾀ

女の前まで近寄ると小さく悲鳴をあげて後ずさるがすぐ壁に当たり女の顔が絶望に染まった

天｢せいぜい普通科では馬鹿なことなんて考えない方がいいんじゃないかな？普通科にはあかりのファンクラブ会長がいるんだからﾌﾌｯ｣

佐｢っ…｣

黙ったままか…つまらないな…

天｢さようなら愚かな転入生ちゃんﾆｺｯ｣

女は何も言わず足早に空き教室から去った

天｢さてと…僕も二人の様子見に行かないと｣

天祥院side end

あかりside

『っう…』

斎｢手当てはしたがやはり痛むようだね…あの一年めあかりに手を上げるなど万死に値するね！｣

鬼｢久しぶりだぜこんなに相手を殴りたいだなんてよ…｣

傷つけられた場所は今でもヒリヒリする…けどそれ以上に二人が私の為に怒っている姿がとても嬉しくて愛おしいの…

『あの女…絶対に許さないんだから…。あんずちゃんほっぺ大丈夫？』

あ｢私は大丈夫です、それよりあかり先輩の方が心配です…アイドルのあかり先輩の顔をこんなにするなんて許せません…！｣

天｢話はつけてきたよ、手続きが済み次第普通科に移動して貰うことになった。｣

『そう…ありがとう英智後は私がやるわ』

天｢いいや最後まで付き合うよ、提案者の僕が最後まで居なきゃダメだろ？｣

あ｢なら私も最後まで『あんずちゃんはここまで』どうしてですか！｣

斎｢さっきから何を言っているんだ｣

鬼｢っ！もしかして今回の件全てお前らが…｣

これ以上隠しててもしょうがないよね…。私は英智とアイコンタクトをとり話した

ﾊﾟﾁﾝｯ！))

話し終えた途端琳音に怪我と反対の頬を叩かれた

『っ！』

琳｢何でこんな馬鹿な真似したんだ！｣

斎｢あかり！！｣

鬼｢落ち着けよ琳音！｣

琳｢っ！あ、ご、…ごめん｣

琳音は冷静さを取り戻し小さく謝った

『あんずちゃんを巻き込んでしまったのは本当に申し訳ないって思ってるよ、でもそれ以外については謝るつもりも後悔もない。…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…あの女が…あの女が全て悪いのよ！私から宗と紅郎を奪おとしたから！二人は私のなの！！琳音だって私の立場になったらきっと同じような真似するに決まってる…ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…私は悪くない！！』

こらえきれなかった涙はシーツにシミを作り琳音から離れたかった私は涙を拭うことなくこの場から立ち去った