あんずちゃん ページ4
守沢先輩が飛びつこうとしてくるのを阻止しながら歩いていたら、前に高峯くんがいた。
いたって言うか、曲がり角から出てきた。
「高峯!」
「うわ、なに、げ……守沢先輩……なんでタイミングこんな悪いんだろ……はぁ……鬱だ。」
「またそんなことを言っていると朝練で200%の力を出せないぞ!さぁ、俺と一緒に走ろう!」
「は?ちょ、来ないでくださ……なんで来るんだよ!!」
うわぁお……えぐい勢いで走って行った……。
高峯くんって、頑張れば絶対出来る子だよね。
だって、あんな早く走れてるし。
「高峯くん可哀想ー。」
「棒読みはやめなさい。」
「おかん。」
「幼馴染だよ。馬鹿。」
またデコピンされた。
デコ出しヘアの真緒にしたろか。
赤い跡がつくくらいのレベルで。
いや、やめよう。椚先生とりっくんに怒られる。
怖いから嫌だ。
ってか、今日りっくんいない。めっちゃ今更だけど。
守沢先輩の所為で忘れてた。
「ねぇ、真緒…」
「おっ、あんず!!」
声をかけたと同時に真緒が叫ぶ。
咄嗟に前を見るとあんずちゃんが吃驚したように振り返ったあと、控えめに手を振っていた。
あれだけで可愛いってどういうこと。
自分にやる意味のない疑問を問いかけ、心を落ち着かせる。
大丈夫。
真緒があんずちゃんを呼ぶのなんて普通。
真緒の表情が明るくなったのなんて普通。
そりゃ、友達に会えば、嬉しいし……
私もあんずちゃんに会って今、テンションはあがったし。
だから……だから、収まって………。
嫉妬なんてしてないから…。
苦しくなんてないから……。
「A?どうした??」
「なんでもないよ。ほら、早くあんずちゃんのとこ行こうよ。」
「おぅ!」
大丈夫。隠すのなんて慣れてるから。
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魔王の使い魔(プロフ) - あ る ひ *さん» ありがとうございます。返信が遅れて申し訳ないです(汗)ちゃんと更新していきます! (2018年10月26日 1時) (レス) id: 9a6f3d90f9 (このIDを非表示/違反報告)
あ る ひ *(プロフ) - ああああ夢主ちゃん頑張れ。めっちゃ面白いです。更新頑張ってください!! (2018年9月4日 23時) (レス) id: 57d476482b (このIDを非表示/違反報告)
魔王の使い魔(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» まさか応援されるとは思いませんでした笑夢主頑張らせます☆ (2018年8月24日 9時) (レス) id: 9a6f3d90f9 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主頑張れ (2018年8月24日 3時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魔王の使い魔 x他2人 | 作成日時:2018年8月21日 15時