夢追い人のsymphony ページ36
「……あー……パソコンって疲れる…」
祭りに全員を送り出してから暫く誰もいない広間でなーちゃんはパソコンでうたプリアワードの関係者とのメールのやり取りのチェックや資料作成に肩がこる
実は祭りになーちゃんも誘われたのだが断った
なーちゃんが仮に春歌を励ましてもそれは成長に繋がるとは思っていないのが一番の理由である
春歌はなーちゃんの親代わりという意識からしっかりしなければという姿勢を見せることが多い。つまり娘役のなーちゃんが説得するよりも少し遠いST☆RISHに説得をしてもらった方がいいと考えたのだ
「……なんか…眠い…」
まだやる事あるのにという呟きは言葉にならず睡魔に身を任せた
＊＊＊＊ ＊＊＊ ＊＊＊＊
「…ちゃん……に……して…だ」
翔「…に…しろよ……起きるだろ」
那「なーちゃん！ただいまのギューですよ!!」
「うぐっ!!」
骨が折れるかと思うくらいの衝撃で目を覚ましたなーちゃん
息苦しさから解放され視界が晴れると全員祭りから帰ってきたようである
おかえりと声を掛けるところだったが音也が持っているものを見てその考えは消えた
「あ、かっ返して!!」
それを奪い返すと真っ赤になって俯く
不用心にパソコン横に置いていたのが悪いが恥ずかしものは恥ずかしい
音「なーちゃん、それって…」
ト「漢字の練習、ですか？」
真「文字は読めないのか？」
春「あ、あの違うんです……」
「逆に書けないの…」
一応同じくらいの知識を持つがペンを持ったことが妖精時代には無く書くことが苦手なのだ
「だから、春歌に頼んで色んな本からよく使う単語選んで練習してたの……皆の名前も……」
音也が見ていたのは全員の名前が書いてある部分だったので感心していたが恥ずかしい他ない
レ「まぁ、努力をすることはいいことだよ」
セ「スゴイです!!こんなに日本語が書けるなんて!!」
「うぅ……」
未だに顔の赤みが収まらないなーちゃん
春「なーちゃん、ご飯買ってきたから一緒に食べよっか！お腹空いたでしょ」
「だ、大丈夫だよ…」
ぐぅぅぅぅぅぅう
腹の声は嘘をつけないようで更に赤くなるが取り出した料理に目を輝かせた
「ありがとう!!じゃあ食べる!!」
そこからは何時もの大食漢を見せつけ胃にほとんどの料理を収めてしまった
しかしりんご飴は珍しいようで明日まで取っておくと言い、取っておいていた
春「なーちゃん、」
「？」
春「ありがとう！」
彼女はすっとぼけた顔で笑った
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妄想girl(プロフ) - 本当にお待たせしました。取り敢えず衝突の部分だけ更新しました。残りは明日更新します。それでは (2017年7月6日 1時) (
レス) id: 01b5076d95 (このIDを非表示/違反報告)
妄想girl(プロフ) - 本日は一気に更新、公開デーです！人間としての名前もついたので取り敢えずホッとしています…歌は早見沙織さんの「そらいろ」を拝借しております！そして明日は第1回セシル回を更新します!! (2017年6月27日 16時) (レス) id: 01b5076d95 (このIDを非表示/違反報告)
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