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ライブも終盤だろうか。凛月に衣装を着せて作戦を遂行してもらう。優しく笑いステージで歌を歌う姿を、舞台袖から目を細めて見ていた。
「ねぇ、つきな……」
月永、と呼ぼうとしたその時遮ったのは口付けだった。肩を掴まれて引き寄せられ、一瞬触れた。私は思わず離れて口元を抑えて「…っにすんの」と睨みながら言った。
「んー…ハロウィンに則って、いたずら？」
「それをしたいなら、トリックオアトリートを言え。お菓子ならやるから」
「いらない。いたずらがいい」
元もこうもないじゃないか。
なんだそれ、と言うと冗談めいた顔をしていた月永がすっと表情を変えて笑う。翠の目に映ったのは小さな野望のようなもの。人を見るというよりは、何かを狙う射止める双眸。臆した訳では無いがある時過ぎった予感が胸をざわつかせる。出場者はライブをしてこちらに気づく気配もないし、終盤とはいえ終わるまで時間はある。スタッフ関係をしてくれる生徒や人間も上手の袖には誰もいない。私たちだけ二人の空間。
それをいいことに啄むようなキスを2つ、3つとして壁際に人を追い込んでいく月永。
「…い、いかげんに…しろっての」
「別にいいだろ？誰かに見られたって」
「あ、のなぁ…っ！」
「他人に姫抱きされた癖に、おれを嫌がる理由なんてないだろ」
ギクリとなる。私はロボットのように顔をゆっくり月永に向けて「…それは」と言うと微笑んで兄弟から聞いたと、一言。そして付け加えるように「おれが怒ってる理由も分かる？」と言う。ひなた君がいたずらとして言ったんだろうか。「このままだと奪われる」とかなんとか。彼がそんなことを言うとは思えないとも考えたが、月永の発言通りならお兄ちゃんしか犯人はいない。
「進展、してみる？」
「なにを」
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眠井さん(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年2月26日 1時) (
レス) id: 572cac2bfb (このIDを非表示/違反報告)
まえむ - 続きが見たいです！更新待ってます！ (2019年12月30日 1時) (レス) id: 572cac2bfb (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - お願いします！ あっ、でも無理はしすぎないで下さいね。お体にお気をつけて。応援してます！ (2018年4月20日 18時) (レス) id: adf71d9ee3 (このIDを非表示/違反報告)
かきのたね(プロフ) - お二人共コメント返信遅くなりすみません！ぜひやらせていただきます！ (2018年4月20日 11時) (レス) id: 927894499b (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 合コンネタやってほしいです！リクエストでいいですか？ (2018年4月19日 22時) (レス) id: adf71d9ee3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かきのたね
| 作成日時：2018年1月2日 23時
