【おそ松さん】大丈夫だって言ってるじゃん

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お「.........あ、え、えと」


「何よ、学校遅れるから早くして。それか歩きながら」






...さっき、いきなり名前呼ばれて

何って聞いたらこのざまよ



はっきりしろよｺﾗ





お「え、いいのか？一緒に行っても」


「うんうんうん、ほら面倒だから早くいくよ」


お「うん‼おっしゃぁぁぁぁぁぁ！」


「五月蝿い。で、何なの」


お「あ、いや...一緒に行きたかっただけ.........です」


「................ヘタレ」






「えぇぇぇぇぇぇぇぇ！?」なんて叫んでるなんて知らない



それ頼むためだけにこんなに時間かけてたの？

小学生男子か






「そういえば、弟さんたちは？」


お「あ、あぁ、カラ松とトド松はいつも通りついていこうとしてたんだけど、Aさんと行くよって言ったら、次男と末っ子以外みーんな今日は一緒に行かないって言いはじめた」


「.................そ」





直で聞いたら傷つくな結構




私だって人間だし傷つくよ





「はぁーあ！！！全てにおいて面倒くさいぃ…」

お「…だな」





おっ、共感してくれてる


やっぱり疲れるよね。人生って



でもその分楽しい事は今までたくさんあったし

頑張ろうって気持ちにもなる




不思議。

人間は人間を理解できないからまた不思議なんだよね






目の前にある綺麗とも言えない大きな学校




私は、ここの学校でも信頼し合う仲間とか笑える仲間もいないって思い込んでた


それが悪い処なんだけど…笑





前の学校では話す相手もいなかった

悲しい現実に追い込まれてたけど



うん。やっぱり今の時代はノリなんだな



随分と複雑だけどそれで我慢はできた




でもね、今はなんか違う


後ろか隣か前に六つ子がいて

私が寄ったり、向こうが寄ってきたリして



そういえば、昨日、ほとんど六つ子の誰かといたじゃんって思った





それが何故か楽しい




私も、ちょっとは底辺から遠ざかったかな(六つ子よりは上だお)





お「何考え込んでんの？早く行くんじゃないの？」


「あー、はいはい。分かったから。除きこむのやめて」


お「ﾋﾋｯー照れてんのー？」


「調子乗んな。邪魔なだけ」


お「…つめてっ」


「それを分かっていて一緒にいるんだよね」


お「はい」





うん。会話できるだけで私は幸せ者なんだ


これ以上の幸せはくるまで願わない

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