35* 繋がらない電話。【水】ﾘｸ* ページ45
『なんでわかってくんないの !? 』
「わかってないのそっちじゃん !!」
『はぁ !? 』
「もういい 、」
『な、どこ行くの 、』
「ほっといて !! 」
大雨の降る中Aが家を飛び出していった。
僕も追いかけることはせずにソファーに深く腰掛けた。
朝まで帰ってこなかったら、探しに行けばいいかな、、
そう軽く考えそのままソファーで目を瞑った。
〰〰
朝の4時辺りだろうか . ふ、と目が覚めた 。
それと同時にめったに聞かない大きめの通知音にビビった。
通知音と言うか、警告音 .. ?
ビビビビビ、とバイブするスマホを手に取り、
なんだよもぉぉと思い画面を見て固まった。
避 難 勧 告
避 難 要 請
災害に関する避難の通知。
僕の住んでる地方の名前も載っていた。
津 波 が 来 る 恐 れ が あ り ___
どうしよう、と悩んでいると再びバイブする手の中のスマホ。電話だ。
' いふくん '
『も、もしもs』
「お前今家だよな !? ニュース見たかよ !! 」
『ぇ、見た、けど、』
「俺の地方は大丈夫だから一旦こっち来い !! Aちゃんも一緒に !! 」
A ... 。
『A .. 今家に居ないよ , 』
「はぁ !? なんでだよ !! 」
焦ってるのかずっとキレ気味ないふくんにビビりつつも会話を続ける。
『夜、喧嘩しちゃって、家飛び出したまま、戻ってきてない、』
「おま、まじ .. 取り敢えず迎え行く 。Aちゃん連れ戻しとけ。じゃ。」
ブチッと乱暴に切られた電話にため息を付き、
Aの名前をタップして電話をかけた。
2コールもしていないのに、
'' お掛けになった電話番号は、現在電波の届かないところにあるか___ ''
何回掛けても同じだった。
どうしよ、電波通じない、
自分が置かれている状況がどれほど危険な物なのか改めて痛感した。
あの時すぐに探しに行ってれば、Aは今何処に、外だったらどうしよう、このニュースを見ていなかったらどうしよう、
最悪な状況が頭をよぎっては消えていった。
何回掛けても同じだった。電波が通じない。
取り敢えずいふくんが来る、支度しなきゃ
外に目を向けた。ゴゴゴ、と音を立て風と雨粒が飛び交っていた。
踊っているようにすら見えた。
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
作者進路に響く大切なテストの期間に入ったため
続きが更新できていない状況です、申し訳無い ...
なるべく出来るように時間空けます ..
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ゆい - *祐霧*さん» 返信遅くなって申し訳ありません、、、全然遅れて大丈夫です！！ありがとうございます！！！ (2022年11月16日 20時) (
レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - *祐霧*さん» ありがと〜 (2022年11月14日 19時) (レス) id: 57f06ddef8 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - ゆいさん» 了解です！少々更新遅れるかもしれませんがご了承ください、、！ (2022年11月14日 19時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 初コメ、リクエスト失礼します！夢主が女の子の日になって桃くんが看病する、みたいなお話がみたいです！！！ (2022年11月14日 19時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - るり(もしよかったら小説見てください)さん» 大丈夫です！めっちゃ理解しました！← 書かせていただきますね！ (2022年11月14日 0時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
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