【黒バス】 若き日の苦痛。 【中学時代】

若き六日の苦痛。 ページ8

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「いや目玉焼きには塩でしょ」


「マヨネーズに決まってんだろ、バァカ」


「二人とも味覚おこちゃまやなー、醤油に決まってるやん」





ただいま、




俊に言われた『ありがとう』、『もうちょっと頑張ってみる』を頭の中でリピートしながら



今吉さんと花宮と『目玉焼きには何をかけるか討論会』をしている。





…相変わらずの暇人グループですよ、いやそう思ってるのは案外私だけなのかもしれないけど。




「大体ねー、塩は何にでも合うよ！デザート以外は!!」


「いやいやそれ言うならソースだろ」


「それ言うなら醤油やろ」


「待て、二人とも先ほどの供述はどうした」



「遠い未来に捨てたに決まってるやん」「遠い過去に捨てた」



「今吉さんの未来黒すぎるでしょ、それはあかんでしょ」



「あかんの使い方がなんかちょっと違うでーww」






・・・なんて、



周りから見れば「なにこれ、暇人すぎるだろ」と思う会話も全部、





＿＿花宮を救うためにあるものだとしたら？

…いや実際に花宮を助けるためにあるんだけど、






もしそれがただの自己満足だったとしたら？




私の訳のわからないボケに、厳しく鋭くツッコむ今吉さん


そしてそれを見て笑う花宮。








( その笑いが ニセモノ だとしたら......？ )

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