十 ページ10
「うっ。天狐に命じて、か。仕方があるまい」
カラ松は、広げていた黒い大きな翼でゆっくり地面に着いた
はずだった
「き"ゃぁああぁ"ああ!!」
その場にいた誰もが驚いた
だって、抱えていた人間の子供が泣き叫んでいるのだから
「あーあ。もう言わんこっちゃない」
チョロ松はカラ松を呆れた目で見つめた
「カラ松!今すぐ、その子供を下に降ろせ!」
「お、降ろしたいのはやまやまなんだが!こ、子供が暴れて」
おそ松に目線の先には、バタバタと足でカラ松を蹴る乱暴な子供がいた
子供に向かい、カラ松は言った
「暴れるな、人間のおなご!このままだと落ちてしまうぞ!?」
それにたいしてかは知らないが、子は、泣き叫びながら言葉を発した
「い、いやあ、離して!!ここどこ!?おじちゃん誰ッッ!!」
「お、【おじちゃん】だと!?」
カラマツの心にぐさっと何かが刺さったような気がした
「お、俺はまだ年寄りではないぞ!?ましてや、人間でいうと二十代前半だ」
「きゃあああ!!落ちる!早く、降ろしておじちゃん!!」←
「ウ、ウェイト!!だ、だから俺はぁ……」
違うと言い張っても、子供は言うのをやめない
カラマツのライフはもうゼロに近かった←
「じれったいなー。いいから、早く降ろせ〜!カラ松おじちゃん(笑)」←
下で二人が笑いながら言っていたのに、カラ松は怒りを覚えたのは言うまでもないだろう
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癒秘松(プロフ) - 面白いです頑張ってください! (2019年5月22日 22時) (レス) id: 9ccb3af217 (このIDを非表示/違反報告)
依愛(いあ)(プロフ) - ももまつ(全松girl)@低浮上気味さん» ほんとですか!!ちょっと妄想話を書きなぐりみたいな作品だったんでそう言われると嬉しいです!!コメントありがとうございます( *˙˙*) (2019年5月2日 21時) (レス) id: c6db1ac225 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - とても面白くて、続きが気になります!更新、頑張って下さい! (2019年5月2日 19時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。 | 作成日時:2017年8月8日 13時