検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:21,546 hit

9,見学 ページ10

「ここが…帝光中。」

あと1年しか学校にいないということもあり、私は帝光中の制服は買わなかった。
体操着は近所の帝光中出身のお姉さんからのお下がり。

白い校舎に、白い制服。
その中に私の制服という黒いブレザーに黒いワイシャツ、白ネクタイという格好は、あからさまに浮いていた。
そんな目立つ格好ということもあり、帝光中の生徒からは好奇の目で見られていた。

「そんなに見られても困るんだけど。」

「キミが白川Aさん?」

「あなたは?」

「赤司征十郎だ。学校案内を頼まれている。よろしく。」

「よろしくお願いします。」

「固くならなくてもいい。春から同級生だ。」

「はぁ。」

アカシさんはくるりとこちらに背を向け、ついて来いといい、そそくさと歩き始めた。
人混みをすいすいと避けて歩く彼。
いや、他の人が彼から避けているのだ。
だが、私は少し空いてそこを通るため、道が塞がれてしまう。

「何でこんなに人が多いのっ!」

ちらりと横を見ると体育館。
試合をしている様だ。
ギャラリーも超満員で、人はそれを見るために溢れかえっているようだ。

「あれ〜?今日一軍の試合だったよね?」

「赤司様いないね〜?」

ア・カ・シ・様?

様ってなんだよ!様って!
アカシってさっきの生徒会長?
まぁ、同じ人とは思えないオーラしているけど……。

「白川。何をしている。早く来てくれ。」

顎でクイッと校舎の方に向けたアカシさん。
簡単に話しているように見えるだろう。
うん。いつの間にか真横にいた。
怖い。

なんなんだこの人。


▲▼▲▼▲▼▲

赤司征十郎
第一印象:なんかイラつく人

10,赤色→←8,チームなんざそんなモン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

優希♪(プロフ) - 鳴菜瀬さん» いえいえ、書いてくれるだけで嬉しいですから。 待ってますね♪ (2017年4月18日 18時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
鳴菜瀬(プロフ) - 優希♪さん» コメントありがとうございます!!初めまして!!面白いと言っていただけて嬉しいです!ナッシュが出てくる小説はあまり無いので書いてしまいました(笑)更新ゆっくりですが、よろしくお願いします!! (2017年4月18日 17時) (レス) id: 5f31d605a7 (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - はじめまして この小説すごく面白いですね。 夢主のキャラがとても好きです。そして、ナッシュが出てくるなんて幸せすぎます! 更新頑張ってください! 楽しみに待ってます。 (2017年4月18日 7時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
鳴菜瀬(プロフ) - ベルさん» コメントありがとうございます!!読んでくださって嬉しいです!!更新頑張ります!! (2017年4月12日 20時) (レス) id: 5f31d605a7 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 初めから読みました!更新頑張ってください! (2017年4月9日 9時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鳴菜瀬 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aina15261/  
作成日時:2017年2月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。