猫かぶり６２ ページ7
私は今、学校の近くの喫茶店に向かっていた。
…赤司と会うために。
と言っても、私が誘ったのではなく
あっちから。
メールで大事な話があると言われ
断ることもできずに今、歩いている。
もちろん今は放課後。
部活がオフの水曜日だ。
喫茶店に着くと赤司はまだ来ていないようで、窓際のテーブルに座って
外を眺める。
すると、視界の端によく目立つ赤い髪が入った。
紛れもない、赤司。
赤司はこちらに気が付くと微笑んで、店内に入ってくる。
嗚呼、会うのは久しぶりだな。
目線が合うのも、久しぶり。
そんな感覚はあったんだろうけど、私は他の事に気がいっていた。
先程赤司が見せた微笑み。
それはいつもの柔らかな微笑みではなく
少しさみしげで悲しげな、微笑みだった。
「待たせてすまない」
「大丈夫。」
ほんの少し、胸騒ぎがした。
きっと心のどこかでは、その胸騒ぎの正体を理解していた。
「それで、話って？」
聞きたくなかった。
否、聞いてはいけないような気がした。
でも、聞いてしまった。
.
.
「A、別れようか」
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裕(プロフ) - 春さん» コメント有難う御座います！今、赤司君メインの小説をかいているので、是非そちらも見に来て下さるとうれしいです！ (2015年12月27日 11時) (
レス) id: dd34a07aa1 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - うま！！ (2015年12月26日 23時) (レス) id: 2227909361 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - ホットケーキ♪さん» コメント有難うございます！これからも頑張ります！！ (2015年10月10日 17時) (レス) id: dd34a07aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ホットケーキ♪ - この作品を見て泣いちゃいました！(ω)ずっと伝えられない気持ちを言うってすごくいいと思いました。これからも頑張ってください!応援しています！ (2015年9月27日 11時) (レス) id: 8d5a6959fd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 白猫さん» そんで、プレゼントの中の手紙を夢主が読んで…というのが一番最初に考えたストーリーだったんですけど、結局泣く泣くカットです… 機会があれば、クリスマスパーティー、書こうと思います。 (2015年2月17日 20時) (レス) id: dd34a07aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕 | 作成日時：2014年12月23日 14時
